体外受精について〜ステップアップのきっかけ〜 #annablog

みなさん初めはご自身でタイミングを取るところから妊活がスタートすると思います。そして治療を進めて行き各段階を経ても授からない方は最終的には「体外受精」を行うことになります。ではどのようにステップアップしていくのか、そもそも体外受精とはどのような治療なのか、私自身と体験談を元に紹介させて頂きますので参考にしてみてください。#ベビちゃん早く帰っておいで!妊活本気モード突入♡

Contents
目次
  1. 体外受精とは
  2. 受精方法について
  3. 体外受精の治療の流れ
  4. 卵巣刺激の種類
  5. どのようにステップアップしていくのか
  6. 体外受精へのステップアップ〜私達夫婦のきっかけ〜
  7. まとめ

体外受精とは

簡単に言うと、採卵により女性の卵巣から卵子を取り出し、体外で精子と受精し数日間培養した後に受精卵を子宮に戻す方法です。
費用はクリニックにもよりますが一度の採卵から移植までで大体50万〜80万円くらいと考えてください。また多くの自治体で助成金制度がありますので必ずお住まいの自治体のホームページなどで確認するようにしましょう。

受精方法について

体外受精(IVF)

体外受精とは、培養液中で卵子に精子をふりかけて自然に受精するのを待ち、得られた受精卵を培養し子宮に戻す方法です。

顕微授精(ICSI)

名前の通り顕微鏡下で細いガラス管を使い正常な1個の精子を捕まえ卵子の中に注入し、得られた受精卵を培養し子宮に戻す方法です。

体外受精の治療の流れ

●卵巣刺激スタート(生理開始日頃から)
約2週間 自己注射や点鼻薬により卵胞を育てていきます。

●採卵

●培養

●A 胚移植
●B 杯凍結

●A 判定日
●B 一周期子宮を休ませる

●B 凍結胚移植

●B 判定日

みなさん気になるのが一度の採卵から移植まででどのくらいの期間が必要なのか、ということではないでしょうか。卵巣刺激開始スタートからA胚移植の場合で約16〜18日で移植まで辿り着きます。次にB凍結胚移植の場合で約2ヶ月かかります。
このことだけ聞くと早く子供が欲しい方は凍結はせずにすぐに胚移植をしたい!と考えがちです。しかし統計的には同年齢で比較した場合、ここ何年も凍結融解胚移植の方が数%は妊娠率が高いという統計がでています。そのためクリニックによっては卵を無駄遣いしないために敢えて新鮮胚移植はしないというクリニックもあります。これはクリニックにより治療方針が異なりますので医師に従うようにしましょう。

卵巣刺激の種類

卵巣刺激法にはおおまかに下記の3種類があります。
クリニックでの初期検査や年齢などにより、どの方法で進めていくか医師と相談して決めます。

ロング法

月経前の黄体中期から点鼻薬を毎日使用します。そして月経3日目からFSH製剤やHMG製剤を注射し、排卵をコントロールし採卵します。

ショート法

月経開始日から毎日点鼻薬を使用し、それと共に排卵誘発剤の注射を投与することにより排卵をコントロールし採卵します。卵巣機能がやや低下している方や高齢の方にはこの方法を用いることが一般的です。

アンタゴニスト法

月経3日目からFSH製剤やHMG製剤を注射し、卵胞がある程度発育してきたらGnGHアンタゴニストを注射する事し、卵胞が十分に発育してきたタイミングで採卵を行う方法です。またGnRHアンタゴニストは卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を起こしやすい方や多嚢胞性卵巣症候群の方にも使いやすいというメリットがあります。