体外受精について〜ステップアップのきっかけ〜 #annablog

みなさん初めはご自身でタイミングを取るところから妊活がスタートすると思います。そして治療を進めて行き各段階を経ても授からない方は最終的には「体外受精」を行うことになります。ではどのようにステップアップしていくのか、そもそも体外受精とはどのような治療なのか、私自身と体験談を元に紹介させて頂きますので参考にしてみてください。#ベビちゃん早く帰っておいで!妊活本気モード突入♡

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Contents
目次
  1. 体外受精とは
  2. 受精方法について
  3. 体外受精の治療の流れ
  4. 卵巣刺激の種類
  5. どのようにステップアップしていくのか
  6. 体外受精へのステップアップ〜私達夫婦のきっかけ〜
  7. まとめ

どのようにステップアップしていくのか

まず妊活を始めるにあたり、自己タイミング(アプリ使用〜排卵検査薬の使用)を取る方がほとんどかと思います。避妊をしなくなって半年以内に妊娠する人は約50%、1年以内に約80%の人が妊娠するそうです。そのため1年以上経過しても授かれない方は専門クリニックへ行くことをお勧めします。

[不妊専門外来へ行くと、、、]
●基本検査を行い問題がなければタイミング指導を行う
3〜6周期程度
(※後述のAMH値が低い場合や精液検査が良好でない場合ははじめから体外受精にステップアップする場合もあります。)

●排卵誘発

●人工授精(AIH)
5〜6周期程度

●体外受精(IVF/ICSI)

クリニックにもよりますが、大体このような流れでステップアップしていくことになると思います。人工授精までは割とリーズナブルに治療できるため、ステップアップはしやすいかと思います。しかし体外受精となると経済的負担も精神的・肉体的負担もかなり大きくなるためトライするかどうか、夫婦間での話し合いが重要になると思います。旦那様の理解と協力がないと難しいと思いますので、治療を始める前に旦那様にもしっかりと理解していただきたいものです。またクリニックによって技術にかなりの差が出てくる治療になると思いますのでクリニック選びは慎重に行った方がいいでしょう。

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AMH(アンチミューラリアンホルモン)について

AMHとは、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、抗ミュラー管ホルモンともいいます。そしてAMH値は卵巣の中にどれぐらいの数の卵が残っているかを反映する指標になる数値だと考えられています。卵子は精子とは異なり、新しく作られることは決してありません。またこの数は年齢以上に個人差が大きいため、若くてもAMH値が低い可能性もあります。数値によってはすぐに体外受精へのステップアップを勧められる可能性もあるため、できるだけ早い段階で初期検査だけでも行うこともひとつの手段かと思います。

体外受精へのステップアップ〜私達夫婦のきっかけ〜

私達自身、体外受精へのステップアップはやはり決めるまでに時間がかかりました。
人工授精では精液を直接子宮内へ入れることができるため、フーナーテストや精液検査の結果があまり良くなかった方はには有効な方法だと言われています。逆にフーナーテストや精液検査が良好だった方にはあまり効果的でないそうです。そのため夫婦共検査結果に異常がなかった私は人工授精はやらずに一気に体外受精にステップアップしたいくらいの気持ちでした。しかし主人は「まだ若いし体外受精は最後の砦。これでできなかったら僕たちは子供を諦められるのだろうか。」そんなことをひたすら言っていました。正直この話し合いで喧嘩になることも数回ありました。しかしここで無理に推し進めて夫婦仲が悪くなることだけは避けたかったため、とりあえずAIHを行いながら今後どうしていくか考える事にしました。そうして夫婦での意見の相違がなくなるまで約半年かかりました。きっかけは友達夫婦の体外受精による妊娠でした。このことが主人の背中を押してくれたらしく体外受精に踏み切りました。きっかけは人それぞれだと思います。しかし一つ言える事は夫婦の気持ちが一致していないと成立しないということです。どちらか一方だけの気持ちでは体外受精を乗り越えることは難しいと思います。

まとめ

よくわからないしお金がすごくかかりそう...というイメージの体外受精ですが、きちんと調べて理解すれば怖くはないですよね。
基本検査では特に異常がない原因不明パターンの不妊の方でも、「一回の体外受精で授かった!」という方もたくさんいます。基本検査では調べることのできないピックアップ障害の方などはこれに当てはまると思います。たしかにお金も時間も労力もかかります。しかし、本当に「子供が欲しい!」という強い気持ちのある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
不妊治療は夫婦二人三脚で行うものだと思います。タイミング法においても、その後のステップアップにおいても当然ですが一人では不可能です。ステップアップすればするほど女性側の精神的・肉体的負担は大きくなるためぜひとも旦那様は治療をきちんと理解して、奥様を支えてあげてください。