排卵日がずれる原因は?早まる・遅れる場合の対策や予測してタイミングを図る方法も!

【医師監修】排卵日がずれる原因や、〈早まる〉〈遅れる〉場合の原因・対策などを紹介します。排卵日を予測してタイミングを図る方法・生理周期を改善してずれを減らす方法・意図的に排卵日を早める/遅らせる方法も紹介しますので排卵日がずれる原因を知りたい方は参考にしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. 排卵日がずれる?
  2. 排卵日がずれる原因は?最大どれくらい?
  3. 排卵日が早まる原因・対策は?
  4. 排卵日が遅れる原因・対策は?
  5. 排卵日を予測してタイミングを図る方法
  6. 生理周期を改善してずれを減らす方法!
  7. 排卵日を早くする・遅らせる方法は?
  8. 排卵日がずれたのに妊娠した人はいる?〜先輩ママの体験談〜
  9. 排卵日がずれるのを上手に対処しよう!

排卵日がずれる?

排卵というのは、女性の体で1ヶ月に1回卵子が卵巣から飛び出すことです。排卵が起きた時、女性の体は妊娠しやすくなります。排卵した卵子が子宮の中で精子と出会い結びつくと受精卵になりますが、受精卵にならなかった場合や着床しなかった場合は子宮内膜と一緒に経血として排出されます。

妊娠を希望するのであれば排卵のタイミングをしっかり予測することが大切ですね。しかし、まれに排卵のタイミングがずれてしまう場合もあります。排卵のタイミングの予測の方法や、排卵が早まる原因・遅れる原因や対策方法などを紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

(子宮口の硬さから排卵日を予測する方法については以下の記事も参考にしてみてください)

生理前の子宮口は硬い?位置が下がる原因は?状態の変化で妊娠や排卵日が予測できる!

排卵日がずれる原因は?最大どれくらい?

どうして排卵日のタイミングがずれてしまうのでしょうか?排卵には、いろいろなホルモンが関係しています。生理周期がいつも安定している人でもストレスや環境の変化が原因で1週間ほど排卵日がずれてしまうことは十分に考えられますよ。

常に生理周期が安定していない人なら、なおさら排卵日がずれてしまう可能性があります。不正出血や無排卵月経などの症状がある女性の場合は、最大2週間ほど排卵日が前後する場合もあります。

(高温期が短い人の原因と改善法については以下の記事も参考にしてみてください)

高温期が短いと妊娠しにくい!短い人の特徴・原因と改善法!体験談も!

ホルモンバランスの乱れで排卵日がずれる

生理や排卵日はホルモンバランスの働きで起きるものなので、ホルモンバランスが乱れている状態では排卵日も安定しにくいでしょう。ホルモンバランスが乱れる原因には、睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなどが挙げられます。ホルモンバランスが原因で排卵日がずれている場合には、普段の生活の改善や見直しをすることが大切でしょう。

リエ先生

産婦人科医

月経不順の時、女性の体内では排卵日が遅れることで月経が遅れます。排卵は月経周期で13日前後で起こることが多いですが、個人差がありますし、1回1回の月経ごとに数日ずれることはよくあることです。

卵巣機能の低下で排卵日がずれる

妊娠をするためには、質のいい卵子を作りだすことも大切ですね。質がいい健康な卵子を決まった周期で排卵するためには、卵巣の健康状態も大切です。卵巣は初めて生理が来てから休みなく排卵を繰り返していますので、年をとると機能がどんどん衰えていきます。卵巣の機能は、日々のストレスや体調悪化が原因で低下してしまうこともありますよ。

排卵誘発剤の使用で排卵日がずれる

不妊治療の一環で妊娠の確率を上げるために卵子を成長させ、排卵を促すために排卵誘発剤を使うこともあります。排卵誘発剤の効き具合によって、排卵日がずれてしまうこともありますよ。

薬の効果が強ければ、排卵のタイミングが早くなることが考えられます。また、元々の排卵の間隔が通常よりも長かった場合、薬で排卵周期を正常に整えただけでも「排卵の間隔が短くなった」と感じるでしょう。

逆に排卵誘発剤の効果が弱いと、排卵の間隔が長くなることが考えられます。その場合は、排卵の周期を改善するために医師と相談をして薬の量を増やしてみてくださいね。

過度なダイエットで排卵日がずれる

ダイエットのしすぎも排卵日がずれる原因になります。食事を抜くなどの極端なダイエットをすると、体は栄養不足になりますね。栄養不足になった体は危機感を感じ生きるための機能を最優先にするため、生理や排卵などの機能を止めてしまいます。

ダイエットのしすぎで排卵日がずれた場合は、間食を控えたり適度な運動をするなど健康的なダイエットで体調を改善することが大切です。

排卵日が早まる原因・対策は?

排卵日が早まる場合の原因と対策を紹介します。排卵というのはとてもデリケートな現象です。ストレスや体調が原因で排卵日がずれてしまうことはありますが、排卵してから次の生理までの期間は14日と、ほぼ一定の期間で起こります。

排卵日から次の生理の日までの期間がみんな同じであることには、黄体が関係しています。排卵をして残った卵胞の殻は卵胞に変わって、女性の体を妊娠しやすくさせる黄体ホルモンを出します。黄体が消えた時が生理の開始日になります。黄体の寿命が14日なので、通常排卵日から14日後に生理が開始することになるのです。

この計算方法がわかっていれば、生理の開始日から、毎月の排卵日の間隔を予測することができますね。排卵日をしっかり予測してから、排卵日が早まる原因と対策を確認してみてくださいね。

(排卵日に食欲がない時の原因と対策については以下の記事も参考にしてみてください)