生理前の子宮口は硬い?位置が下がる原因は?状態の変化で妊娠や排卵日が予測できる!
【医師監修】生理前は子宮口の状態が変化する?生理前の子宮口の位置や状態の変化を「生理中」「生理終了から排卵前」「排卵1週間前から排卵日」など生理周期ごとに紹介します。妊娠した時の子宮口の状態は?生理前に子宮口の位置が下がる理由や「福さん式」で排卵日を予測する方法も紹介します。
子宮口ってなに?
子宮口とは、子宮と膣を繋ぐ部分のことです。赤ちゃんが出産の際に出てくる時の出口のことを指します(※1)。子宮口は、赤ちゃんが出てくるときには大きく開きます。妊娠していない状態でも、時期によって、子宮口の位置や状態は変化します。
リエ先生
産婦人科医
内診時には、子宮口の位置から、子宮の前屈、後屈を判断したり、その他にも癒着の有無、子宮や卵巣の腫大がないかを判断します。
生理周期ごとの生理前の子宮口の位置や状態は?
子宮口の位置や状態は、時期によって変わります。生理前にはどのような状態になっているのでしょうか。生理中から、次の生理前まで、順を追って紹介します。
リエ先生
産婦人科医
子宮口の開き具合や位置を自分で判断することは簡単なことではありません。排卵日や生理を自分で予想する方法としては基礎体温法が簡単です。
子宮口の位置・状態【生理中】
生理中は、子宮口は下がっており、低い位置にあります。子宮口が低い位置にあることが多いです。生理中はその中でもより下がっている位置にあります。また、子宮口は生理前よりも開いた状態です。
子宮口の位置・状態【生理終了から排卵前】
生理が終了すると、子宮口の高さは上がります。そのまま排卵日のおよそ1週間前までは、高い位置を保っています。入口から大きく離れる位置にあり、子宮口も閉じた状態となります。閉じた状態ということもあり、生理中に比べると硬くなりますが、特別硬く感じるわけではありません。硬くも柔らかくもない状態です。
子宮口の位置・状態【排卵1週間前から排卵日】
排卵1週間前から排卵日にかけては、子宮の位置が下がる時期です。女性でも膣から指を入れると子宮口が触ることのできる位置にまで下がります。子宮口が排卵日に向けて徐々に開いていきます。これは、妊娠しやすくするために、体が精子を受け入れる準備をしていると考えられています。
(排卵日の症状については以下の記事も参考にしてみてください)
子宮口の位置・状態【排卵後】
排卵後も、子宮口の高さはそのままで下がった状態になっています。生理が近づくと、一度子宮が閉じ、少し硬い状態になります。
子宮口の位置・状態【生理直前】
生理前の中でも、特に生理直前は子宮の位置が下がる時期です。膣の入口から指を入れたときに、楽に届くほど、膣から子宮口の距離が短くなります。また、排卵後に一度閉じて硬くなった子宮口が柔らかくなり、やや開きます。
生理前に子宮口の位置が下がるのはどうして?
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