【妊娠9ヶ月】妊婦・胎児の状態は？症状や注意点！出産準備を万全に！体験談も

妊娠9ヶ月の妊婦さんには「前駆陣痛」がみられることもあります。前駆陣痛は、本陣痛と違い「お腹の張りや腹痛がだんだん弱まる」「腹痛が起こる間隔が不規則」というのが特徴です。ただ、妊娠9ヶ月に突然腹痛を感じたら「陣痛なのでは？」と勘違いしてしまう妊婦さんもいるでしょう。まずは安静にして、腹痛がどうなるか様子を見てみてくださいね。

（前駆陣痛については以下の記事も参考にしてみてください）

妊娠9ヶ月の妊婦さんには、母体や胎児の安全のために注意すべき点がいくつかあります。「残り少ないマタニティライフを楽しみたい」と考えている方も多いでしょうが、こちらでご説明する注意点に配慮しながら過ごしてくださいね。

先ほども触れたように、妊娠9ヶ月には前駆陣痛によってお腹の張りや軽度の腹痛がみられる妊婦さんが増えるでしょう。ただ「腹痛が強まっている」「腹痛と同時に出血がみられる」といった場合には、母体や胎児に何らかの異常が起きている可能性があります。腹痛には十分に注意し、これらの症状がみられた際には早めに医師に相談しましょう。

妊娠9ヶ月に入って「体重増加が気になる」「安産のため」といった理由で運動をしたいと考えている妊婦さんもいますよね。妊娠9ヶ月の妊婦さんにおすすめの運動としては散歩やストレッチ、マタニティヨガなどが挙げられます。念のため、運動を始める前には医師に相談しましょう。

ただ、これらの運動を長時間続けると「お腹の張りが強まって苦しい」「腹痛が続く」といった症状が現れることがあります。身体に不調を感じていない場合でも、長時間の運動は避けてくださいね。

妊娠9ヶ月は胎児の体重増加が著しく、それに伴った母体の体重増加にも注意が必要な時期です。妊娠中の急激な体重増加は、母体や胎児に影響を及ぼす可能性があります。そのため、妊娠9ヶ月にはこれまで以上にしっかりと体重管理を行いましょう。適切な体重増加の目安は「やせ型は9～12kg以内」「普通体型は7～12kg以内」「肥満体型は5kg以内」です。

また、急激な体重増加を防ぐためには「食生活に気を配ること」が重要になります。食事の際は糖質や塩分が低いメニューを選び、栄養バランスが整う食材を取り入れましょう。「どんなメニューにすれば良いの？」と悩んだときには、和食中心の献立がおすすめです。

母体の体重増加によって血圧が高くなると、妊娠高血圧症候群（妊娠中毒症）に繋がる可能性があります。妊娠高血圧症候群は、悪化した場合に「母体の腎障害」「胎児機能不全」などの合併症を引き起こす恐れがある病気です（※3）。妊娠高血圧症候群を避けるためにも、妊娠9ヶ月には過度の体重増加を防ぐことが非常に重要になります。