妊娠中期の眠気の原因と対策!「眠りつわり」の症状かも?体験談も

【医師監修】「眠気に耐えられない」と悩む妊娠中期の方はいませんか?妊娠中期における眠気は、眠りつわりの症状である可能性があります。それによって「体がだるいし疲れやすい」といった不調に陥るケースも多いでしょう。今回は妊娠中期の眠気の原因と対策を、体験談と共にご紹介します。

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専門家監修
増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠中期の眠気が辛い!その原因は?
  2. 妊娠中期の眠気が強いときの注意点
  3. 妊娠中期の眠気にはどう対策すればいいの?
  4. 妊娠中期の眠気は眠りつわりの症状なの?
  5. 妊娠中期に眠気に襲われた体験談
  6. 妊娠中期の眠気は周囲の理解が必要

眠気が強いときの注意点【仕事の上司に理解を求める】

出典:https://www.pinterest.jp/pin/766386061586501314/

妊娠中期になると、職場の同僚や上司には「安定期だから今まで通り働けるはず」とみなされるようになるでしょう。しかし、そんな職場のなかで眠気に耐えつつ仕事をするのは辛いものです。「皆に迷惑がかかるから」と無理をしてしまい、仕事のミスや体調不良に繋がってしまった方も少なくありません。辛いときには上司に相談し、状況を理解してもらいましょう。

眠気が強いときの注意点【過食や甘いものを避ける】

妊娠中期に入ると「つわりが終わったから、好きなものを食べられる」と解放的な気分になる妊婦さんが多いものです。しかし満腹の状態は眠気を誘うため、過食は避けて腹八分に留めておくことをおすすめします。また糖分が多い食品を摂ると、血糖値が急激に変化します。それが原因となって疲れやすい状態が続き、眠気にも繋がるため注意が必要です。

増田 陽子

内科医

血糖値の急激な上昇は妊娠糖尿病の一因にもなりやすくなるので注意しましょう。

妊娠中期の眠気にはどう対策すればいいの?

妊娠中期の強い眠気によって「一日中体がだるい」「何をしても疲れやすい」といった悩みを抱えている妊婦さんも多いでしょう。そこで、ここからは妊娠中期の眠気にどう対策すれば良いのかについてご説明していきます。

妊娠中期の眠気対策【顔や首筋等を冷やす】

妊娠中期の眠気対策としては「冷たい水で顔を洗う」「濡れタオルや冷却シートで首筋を冷やす」といった方法が挙げられます。体が高温の状態になると眠気が強まるため、体の温度を下げることで眠気を解消させられるでしょう。職場での眠気に備えて「冷えピタ」などの冷却シートを持ち歩くのがおすすめです。

増田 陽子

内科医

仕事中などはわざとトイレに行き、わざと夏は手首や腕まで洗うのも眠気覚ましに効果的です。

妊娠中期の眠気対策【体を動かす】

体を動かすことも、妊娠中期の眠気解消におすすめです。「家でゆっくりしていると強い眠気に襲われる」という方は散歩やヨガ、エアロビクスなどの運動を取り入れると良いでしょう(※2)。仕事中は出来る限り同じ姿勢でいることを避け「だるいときはストレッチをする」「外の空気を吸って深呼吸」といった形で体を動かすと、眠気などの症状が緩和されます。

妊娠中期の眠気対策【短時間の入浴】

妊娠中期は「浅い睡眠しかとれない」「長時間眠れない」という方も多く、それによって一日中眠気が続くこともあります。思うような睡眠がとれず辛い場合には、ぬるい温度での短時間の入浴がおすすめです。短時間の入浴で自律神経が整い、筋肉がほぐれると快眠に繋がります。ただ、お腹の張りなどの症状がみられるときの入浴は避けたほうが良いでしょう。