つわりは薬で軽減できる?妊娠中でも安全な薬・漢方10選!
【医師監修】妊娠初期につわりでつらい思いをする妊婦さんは多いはず。つらいつわりを少しでも軽くするには、薬や漢方薬を上手にを使うとよいでしょう。妊娠中は薬を服用することに不安になるかもしれませんが、妊娠中でも安全に服用できる薬と漢方薬をご紹介します。
胃の消化を助ける働きをする薬のひとつで、安全性が高く、副作用が起こることはほとんどありません。さまざまな消化酵素が含まれているため、胃腸や膵臓の機能低下による消化不良に用いられることが多い薬です。妊娠初期に服用しても問題ない吐き気止めとされており、病院で処方してもらうことで入手できます。
つわり効く薬2. マーロックス
胃酸を中和し、胃の粘膜を保護する働きをもちます。胃炎や胃潰瘍などに使われることの多い胃薬の一つです。嘔吐が続いて胃が荒れてしまっている時などに効果があるでしょう。昔から妊娠中の胃薬として処方されることも多く、安全性の高い薬として知られています。
ただし、副作用として下痢になる可能性があります。妊娠中に下痢になってしまうと、子宮の収縮につながってしまうこともあるので注意が必要です。
つわり効く薬3. プリンペラン
プリンペランは胃腸の働きを活性化させる胃薬で、胃や腸に溜まった内容物を押し出す働きがあります。妊娠初期の吐き気や嘔吐、腹部膨満感や食欲不振などに効果的。妊婦さんが妊娠初期のつわりを病院で相談するとプリンペランが処方されることが多いです。副作用としては下痢や不眠、めまいなど。もし副作用がひどい場合には医師に必ず相談しましょう。
つわり効く薬4. グルタチオン
グルタチオンは肝臓の解毒機能を高めることにより中毒症状を改善します。効能には妊娠悪阻や後期妊娠中毒なども含まれており、妊娠初期の妊婦さんが飲んでも問題ないでしょう。副作用が少なく、安全性の高い吐き気止めの薬として妊娠中でも服用できると知られています。
つわりに効果的なビタミン剤系の薬
つわりの原因の一つとして、妊婦さんの栄養不足による自律神経の乱れが指摘されています。妊娠中に不足しているビタミンを補うことで、妊娠初期のつわりの症状を緩和させることが可能です。胃薬や吐き気止めとして処方される制吐剤系の薬の前にビタミン剤を処方されることがあります。
市販のビタミンサプリを手軽に購入することも可能ですが、サプリメントによる栄養成分の過剰摂取によって身体に悪影響が起こる可能性もあります。市販のサプリメントを摂取したいという時も、薬と同様かかりつけの産婦人科の医師に相談することが大切です。
つわり効く薬5. ビタミン剤(ビタミンB6)
つわりに効果のあるビタミンとしては、ビタミンB6が有名です。吐き気止めというよりも、つわりの悪化を抑える効果があると言われています。また市販の葉酸サプリメントにもビタミンB6が配合されているものは多いです。妊婦さんにとっては必要な栄養素のひとつと言えるでしょう。
ビタミンB6はレバー、肉類、穀類、バナナなどに多く含まれています。妊娠中は特に食事からの摂取を心がけましょう。
つわり効く薬6. ピドキサール
ピドキサールはビタミンB6を食事から摂取できないときに処方される薬です。妊娠中、つわりがひどいせいで食事をまともに食べられなかったり、吐き戻してしまうときに処方されます。
つわりに効果的な漢方薬
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