妊婦の足がつる・つりやすい原因は？妊娠中のこむら返りの予防・解消法

足の筋肉のけいれんが治まったら、優しく足のマッサージするといいでしょう。あまり強くマッサージするのは逆効果になる場合もあるので注意が必要です。筋肉をほぐす、血行を良くするイメージで優しくマッサージしてください。

こむら返りの解消法として一番効果的なのが足のストレッチです。足がつった時はもちろん、足がつりそうな予感がした時もストレッチをすると予防できるでしょう。

足を伸ばして座り、つま先をつかんで引っ張るとふくらはぎの筋肉が伸び、痛みがなくなります。この対処法ならどこでも試すことが出来るのでおすすめです。ただし、足の甲を伸ばすと逆にこむら返りを誘発してしまうこともあるため注意してください。

妊娠後期になると、お腹が大きくなってつま先に手が届かない妊婦さんもいるかもしれません。その場合は、手で引っ張らずにつま先を引き寄せるように力を入れて、ふくらはぎの筋肉を伸ばすと足のつりが治まります。

(妊娠中のストレッチについては以下の記事も参考にしてください)

けいれんがひどい場合はすぐにストレッチやマッサージをせず、安静にしてけいれんが治まるのを待ちましょう。せっかくマッサージやストレッチをしても、けいれんがひどい時に無理に試すと逆効果になりかねません。痛みが長引いたり、残ったりする場合もありますので注意しましょう。

こむら返りが起こったときに、場合によっては逆効果になる対処法もあります。痛みを少しでも和らげようと色々試してみたものの、効果がなかったという女性も多いのです。こむら返りになったときにしてはいけないことも、対処法とあわせて知っておくようにしましょう。

足がつるのに無理な運動はNGです。今まで継続的に行っていた運動や、マタニティヨガなどのゆったりとした運動であれば問題はありません。しかし、筋肉疲労につながるような激しい運動や、運動不足を解消しようとして急に長時間のウォーキングなどを始めると症状が悪化する場合もあります。

こむら返りになった部分は冷やすと逆効果です。こむら返りは血行悪化が原因のときもあり、患部を冷やすとより血行が悪化し、足のつる回数が増えてしまうこともあるかもしれません。

痛みがあるからとりあえず湿布を貼ったという妊婦さんも多いですが、冷湿布はこむら返りには逆効果です。また、妊婦さんが使用できない湿布もあるため、特に病院で処方されたものなどは余っていても自己判断で使用しないように注意しましょう。「飲み薬じゃないから大丈夫」と思いがちですが、湿布も薬だということを忘れてはいけません。