臨月スクワットで陣痛・安産の対策!効果は?やり方や回数は?動画あり
【医師監修】臨月になると出産はもうすぐです。安産のために運動を始める妊婦さんも多いでしょう。臨月になってからの運動ではスクワットが陣痛や安産に効果的だといわれています。ここでは、臨月スクワットの正しいやり方、やる時期や回数についてもご紹介します。
臨月スクワットは陣痛・安産対策にいい?
臨月に入ると適度な運動をした方がいいとお医者さんに言われることも多いようです。お腹が大きくなってくると運動するのも一苦労ですが、臨月スクワットなら家の中で簡単に行うことができます。
スクワット運動の効果は様々ですが、陣痛を促進したり、安産になりやすくなると言われています。ここではそんな臨月スクワットの効果とやり方、いつから始めていいのかなどを見ていきましょう。
臨月スクワットの効果は?

妊娠中の運動についてアメリカやカナダのガイドラインでは、健康な妊婦の場合、適度な有酸素運動を1日30分、週に数回行うことができるとされています(※1)。有酸素運動とは、酸素を糖質や脂肪をエネルギーに変えながらする運動のことを指します。臨月スクワットも有酸素運動の一つですから、妊娠中に行う運動として有効なのです。
臨月スクワットには陣痛促進や安産が期待できるだけではなく、出産後の骨盤矯正などにも効果的です。たくさんの利点がある臨月スクワットについて、具体的にどのような効果があるのか詳しく見ていきましょう。
陣痛を促進してくれる

陣痛を促進するためには臨月スクワットが効果的です。赤ちゃんがママのお腹から出てくるには骨盤を開く必要がありますが、スクワット運動はこれを手助けしてくれると言われています。陣痛が進みにくかったり、予定日を過ぎても陣痛がこない人はこの臨月スクワットを取り入れてみることで陣痛が促進できるかもしれません。
カズヤ先生
産婦人科医
陣痛と運動との因果関係に科学的根拠はありません。 1998年のNew England journal of medicineをいう医学では最も権威の高い雑誌に投稿された論文で証明されています。
出産への体力づくりに効果的
陣痛が始まってから出産までの時間は平均して、初産婦で10時間~12時間前後といわれています(※2)。子宮口が開きにくい場合は陣痛に耐える時間も伸びてしまうでしょう。その間陣痛に耐え抜きお産に至るには、臨月の間に体力をつけておく必要があるのです。
臨月に運動が推奨されているとはいえ、お腹の大きい時期にウォーキングやスイミングにいくのは転倒などのリスクもあります。臨月スクワットなら家の中でできるため手軽に始められますし、毎日続けやすいですね。適度な運動で体力づくりをしてお産への準備をしておきましょう。
カズヤ先生
産婦人科医
繰り返しになりますが、陣痛の誘発と運動には因果関係はありません。ただし、適切な運動は体力の維持に繋がりますので、臨月に入れば、分娩に備えて軽度の運動を行うこと自体は悪いことではありません。
子宮口を開きやすくする

安産のためには子宮口の開きやすさがポイントです。スクワット運動をすることで骨盤の筋肉が鍛えられ、子宮口が柔軟になりお産がスムーズに進みやすくなるのです。反対に子宮口が開きにくい状態ではお産が進みにくいということになります。子宮口を開きやすくする臨月スクワットを習慣化することは安産への近道と言えるでしょう。
骨盤底筋を鍛えられる
この骨盤底筋というのは、骨盤の下にある筋肉で出産の際に重要な筋肉です。これは膣を締めたり緩めたりする働きがあります。お産の際に骨盤底筋がなかなか緩まないといきんだ時に会陰が裂けてしまったり、会陰切開をすることになってしまうのです。
スクワット運動でこの筋肉を鍛えておくと産後の尿漏れにも効果的といわれています。安産や産後のためにも骨盤底筋を鍛えられる臨月スクワットはおすすめです。
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