【助産師監修】臨月の運動は安産に効果的!おすすめの運動を動画で!
臨月に入ると、今まで安静にしていたママさん達も「安産のために運動が必要」と耳にすることもあるでしょう。運動は安産につながるの?具体的に、どんな運動が効果的なのか、臨月の大きなお腹でも安心してできる運動方法を動画もまじえて紹介します。
臨月とは?運動はしていいの?
臨月というと「あと少しで赤ちゃんが産まれる時期」というイメージの方も多いと思いますが、具体的には妊娠36週0日から39週6日までのことを言います。いわゆる妊娠10か月目です。
では、この臨月の間は運動していいのでしょうか?
本記事の前半では、臨月が妊婦さんにとってどんな時期であり、運動がどのような効果をもたらすのかをご説明します。具体的な運動方法やその手順について知りたい方は、後半から読むことをオススメします。
臨月の運動はOK!ただし、正産期を意識しよう!
「臨月に運動していいか?」この答えは、「臨月には運動しても大丈夫」です。むしろ、運動は出産を促したり、安産効果が見込めますので、おすすめです。本記事でも、臨月のおすすめの運動や注意点を詳しく紹介していきますね。
ただし、ひとつ意識してほしいのが「正産期」です。正産期とは、お腹の中の赤ちゃんが十分に発育していて出産に適した時期のことです。そして、正産期に入るまで赤ちゃんにはまだお腹にいてもらいたいものです。
運動に限らず、安産や出産を促すための行動は、この正産期に向けて行いますが、正産期と臨月を同じ時期だと思っている方も多いようです。正産期は37週0日からとされていて、臨月に入って少したってからです。また、36週以降の臨月に産まれたとしても、36週6日までに産まれてしまうと、早産となってしまうのです。ですので、臨月に入っても1週間はたとえ安産のためとはいえ、運動や体操、ストレッチなどは控えめにしましょう。
正産期や臨月など、妊娠周期について興味がある方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。
臨月の母体の状態とは?
臨月になると、見た目ではお腹もかなり大きくなってきます。体の変化により日常生活も何かと支障が出てきてしまいます。では、身体の中では何が起き、どんな変化が起きているのでしょうか?
胃腸への負担が楽になってくる
9か月までは成長を続ける赤ちゃんによって圧迫されていた胃ですが、臨月には出産の準備が進むため、赤ちゃんが子宮口の方へ下がって
いき、胃もたれなどが少なくなってきます。ごはんがあまり食べられなかった妊婦さんも、胃腸への負担が減ることによって食欲が増してきて、体重が増えるといったこともよくあります。安産のための体重管理の一環としても、臨月でもできる簡単な運動をとることをオススメします。
尿漏れや頻尿が悪化することもある
赤ちゃんが子宮口の方に下がっていくことによって、膀胱が圧迫されます。そのため以前にも増して頻尿になってしまったり、ちょっとしたことで尿漏れをしてしまうことが増えてしまうかもしれません。そんな時は我慢せずにトイレに行ったり、尿漏れシートなどを活用しましょう。
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