臨月スクワットで陣痛・安産の対策!効果は?やり方や回数は?動画あり

【医師監修】臨月になると出産はもうすぐです。安産のために運動を始める妊婦さんも多いでしょう。臨月になってからの運動ではスクワットが陣痛や安産に効果的だといわれています。ここでは、臨月スクワットの正しいやり方、やる時期や回数についてもご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 臨月スクワットは陣痛・安産対策にいい?
  2. 臨月スクワットの効果は?
  3. 臨月スクワットの正しいやり方
  4. 臨月スクワットの回数
  5. 臨月スクワットは破水に注意
  6. 臨月スクワットは自分のペースで

この臨月スクワットのやり方は壁に背中を付けずに行うため、上級者向けといえるでしょう。スクワット運動に慣れてきてバランスが取れるようになってきた人におすすめです。

臨月スクワットの回数

陣痛や安産に効果的な臨月スクワットですが、いつから、どのくらいの回数するべきなのでしょうか。この運動はいつからでも始めていいのではなく、回数にも目安があります。

臨月スクワットはいつからするべき?

臨月スクワットはいつから始めるのがいいのでしょうか。臨月スクワットは陣痛促進や安産を目的とするものですから、妊娠37週の正産期と呼ばれる時期に入ってから始めるのがいいでしょう。破水などのリスクもありますから、正産期より前に始める時はいつから始めるべきか医師に確認しましょう。

臨月スクワットの回数

スクワットをする回数は、日ごろの運動量や体力に応じて自分にあった回数すれば大丈夫です。目安としては5~15回を1日3回程度行うようにしましょう。

スクワットをやり始めの時期は回数を少なめにして、その後様子を見て回数を増やしていきましょう。やり過ぎると破水などのリスクも出てきてしまいます。ゆっくりと時間をかけて運動するようにし、くれぐれも無理をしてはいけません。

カズヤ先生

産婦人科医

運動と陣痛の誘発に科学的因果関係はありません。 ですので、臨月(妊娠37週)に入る前に、過度なスクワット運動などを行うことは非常に危険です。 臨月に入ればウオーキングをはじめとする軽度の運動を行うことは体力の維持として悪いことではないでしょう。

(臨月の運動については以下の記事も参考にしてみてください)

【助産師監修】臨月の運動は安産に効果的!おすすめの運動を動画で!

臨月スクワットは破水に注意

臨月スクワットでは破水に注意する必要があります。破水してしまうと子宮の中の赤ちゃんを保護する卵膜が破れて羊水が流れ出てしまうため、すぐに病院へ行く必要があります。臨月スクワットと破水との関係を見ていきましょう。

臨月スクワットと破水との関係

臨月スクワットをすると赤ちゃんの頭が下がりやすくなります。これは子宮口が開きやすくなるためで、スクワット運動をやり過ぎると陣痛がくる前に破水しやすくなってしまうのです。破水しないようにするためにもいつから臨月スクワットを始めるのか、回数や頻度に気を付けましょう。

スクワットの効果は人それぞれですが、すぐに効果があった人もいるようですね。破水があった場合は子宮の中の赤ちゃんと外の世界がつながって感染症を起こすこともありますから注意しましょう(※2)。