妊娠検査薬の反応はいつから?フライング検査の確実な方法もご紹介!

【医師監修】妊娠はできるだけ早く知りたいものです。ただ、妊娠検査薬って、いつから妊娠反応が出るの?と戸惑う方も多いでしょう。妊娠検査薬の種類、反応、またフライング検査(使用可能日前の検査)の確実な方法について、先輩ママの体験談やドクターの助言を基に説明します。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠検査薬はいつから反応する?
  2. 妊娠検査薬の正しい使用法や保管法は?保管しても正常に反応する?
  3. 早期妊娠検査薬と一般的な妊娠検査薬の反応の違い
  4. フライング検査っていつからできる?
  5. 妊娠検査薬でのフライング検査で注意すべきこと
  6. 早く反応を知るフライング検査ができる早期妊娠検査薬はどこで買える?
  7. いつから反応が確認できる?画像で見る検査薬判定
  8. フライング検査で妊娠反応を早く知りたいかどうかの判断
  9. 妊娠検査によく使われている検査薬
  10. 妊娠をいつ知った?フライング検査の割合
  11. フライング検査で陽性が出たときにすべきこと
  12. フライング検査の結果をどう受けとめるかも大事

妊娠検査薬でのフライング検査で注意すべきこと

フライング検査によって妊娠の陽性反応を早く知ることができますが、注意点もあります。

受精卵が着床することにより妊娠成立となりますが、それが100%出産につながるということはありません。受精卵や自身の体に何らかの不具合があれば、妊娠が継続できずに流産する可能性もあります。妊娠初期や高齢であるほど、その傾向が高くなります。

いつからでもフライング検査できると過度な期待をすると反応がでなくてがっかりすることも

いつからでもフライング検査できると過度な期待をすると、反応がでなくてがっかりすることもあるでしょう。

早期妊娠検査薬でのフライング検査は、hCGホルモンの分泌が少なくても反応するものではあります。しかし、分泌があまりに少ない場合には反応がでないこともあります(妊娠していない可能性も含む)。

この点を軽視してしまうと、結果に振り回されたり、余計な不安や悲しみを感じてしまうこともあります。いつから使えるかという部分では、早い段階での使用をNGとするものではありません。しかし、使用時期については慎重になったほうが良いです。

YOTSUBA読者

30代

化学流産も複数回しているため、まず着床障害がないかを調べました。黄体機能など。着床しようとはしているものの、根付かない理由があればと思いました。

結局問題が見つかり、治療をして授かりました。フライングしてなければ、ただの遅れた生理だったのでフライングがNGってことはないと思います。

フライング検査で早く妊娠の反応を知ると化学流産に気がついてしまう

フライング検査で早く妊娠の反応を知ると、化学流産に気がついてしまうこともあります。12週以前の流産を初期流産といいますが、その中で妊娠5週頃までの流産は化学流産と呼ばれ区別されています。これは受精卵の異常などが原因で着床間もないころに起こります。

フライング検査によって、化学流産が起こる前に陽性反応が確認できていることもあります。化学流産の割合は多く、着床まで進んだ人のうち平均すると45%(およそ半数)に起きています。この数値は平均値なので、若く健康な男女の場合に化学的流産が起こる確率は平均より少し低くなります。高齢になってくると平均値以上の確率で起こると考えられています。

フライング検査をするにあたり、仮に陽性反応がでてもその後に化学流産が起こってしまうこともあります。早く知ることができる反面、こういった悲しみが生まれる可能性もあることにも注意をしましょう。

(初期流産については以下の記事も参考にしてください)

早期流産(妊娠初期の流産)とは?原因や確率、予防策は?手術は必要?

女性

20代後半

高温期9日目に本当に薄い影のような線が出て、11日目には見ただけでもわかる線が出ました。早くも気分は妊婦です。しかし、2日後、突然検査薬が薄くなり、最初のように見えるか見えないかの線に…結局化学流産になりました。早くフライングすると知らなくていい悲しさを知ることになるんだなと思いました。

フライング検査でも妊娠検査薬の決められた用法を守る

フライング検査でも妊娠検査薬の決められた用法を守りましょう。フライング検査はいつから検査できるかも大切ですが、いつからかだけではなく、まずは正しい使用法を守ることが第一です。説明書に記載している手順をしっかり守ることが大切です。

フライング検査は妊娠検査薬に定められている検査可能時期よりも早い時期に検査を行うものです。そのため、正確な結果が出る保証はないということは忘れないようにしましょう。いつから陽性反応が確認できるかというところにとらわれすぎないことが大切です。

フライング検査をするときは、高温期何日目なのか、または生理日の何日前かを把握しておくとよいでしょう。次にどうするかを決めやすくなります。尿が少なかったり判定時間を守らないと、誤判定になってしまうことも多いので要注意です。後ほど画像つきでも説明します。

早く反応を知るフライング検査ができる早期妊娠検査薬はどこで買える?

早期妊娠検査薬は薬機法により医療用医薬品に指定されているため、店頭では薬剤師のいる薬局でしか購入できません(2019年現在)。購入の際には薬局で個人情報を聞かれたりすることから購入を戸惑う人も多くいるようです。

薬局での購入に抵抗があると感じる場合には、インターネット通販を利用するのもおすすめです。

フライング検査ができる早期妊娠検査薬のほとんどがインターネットで販売

フライング検査ができる早期妊娠検査薬のほとんどがインターネットで販売されています。インターネットでの購入は、海外から購入するいわゆる個人輸入という方法に限られます。これは日本国内でインターネットの医薬品販売が薬機法で禁じられているためです。

海外からの発送になりますので、国内発送よりは少々時間がかかります。販売している早期妊娠検査薬は米国製が人気ですが、日本製の商品も取り扱っている販売店もあります。販売サイトは日本語で書かれているので購入手続きは簡単です。また、大容量のものもあるのでいつから使えるかと不安でも気にせず毎日使うことができるのもポイントです。

安心して購入できるおすすめの販売店についてはこのあとに紹介します。ぜひ参考にしてください。

いつからでも使用できるわけではない、早期妊娠検査薬の購入には注意点もある

いつからでも使用できるわけではない、早期妊娠検査薬の購入には注意点もあります。早期妊娠検査薬は購入直後からすぐに使えるものではない(生理周期の把握が必要)ということです。また、海外製のものが多いため安心できるメーカーなのかきちんと見極める必要もあります。海外製のものは買い求めやすい価格であるものが多いです。しかし、価格だけではなく正確性や検査薬の使いやすさもなども重視しましょう。

いつから購入すれば良いかというのは妊娠を臨んだ時で良いです。ただし、到着まで時間がかかることから時期に余裕を持って購入するのが良いです。手にいれても使う時期を誤らないよう自分の生理のタイミングもしっかり調べておきましょう。

信頼性の高いおすすめの早期妊娠検査薬を参考までに「フライング検査するかしないか」の章で紹介します。