妊娠検査薬の反応はいつから？フライング検査の確実な方法もご紹介！

早期妊娠検査薬と一般的な妊娠検査薬では反応に違いはあるのでしょうか。これは前述したように、妊娠が成立した時に分泌されるhCGホルモンに対する感度が大きく異なります。

●一般的な妊娠検査薬…感度50mlU/ml以上
●早期妊娠検査薬…感度25mlU/ml以上

ただ、陽性か陰性かの反応の出方についてはほとんど違いはありません。それは検査薬に含まれる試薬によるものなので、見た目ではほとんど判断がつきません。また、一般的な妊娠検査薬と早期妊娠検査薬は尿中のhCGの感度の違いだけではありません。薬機法（旧薬事法）によっても分類が異なるため店頭での取り扱いも異なります。

いつから使用できるのか、早めに知りたい時には早期妊娠検査薬を選ぶ方がいいでしょう。hCGホルモンに対する感度が高いほうが、微量のhCGホルモン分泌の場合でも陽性の結果が得られやすいからです。

一般的な妊娠検査薬（チェックワン・クリアブルーなど）は一般用医薬品（第二類医薬品）です。ドラッグストアや薬局で広く売られていて手軽に購入できるものです。

この一般的な妊娠検査薬を使用してフライング検査をすることは可能です。しかし、まだhCGが十分に分泌されていない段階では正しい結果が得られない場合が多いため要注意です。

早期妊娠検査薬は医療用医薬品（いつから使えるのか早く結果が知りたい人におすすめ）は、薬機法（旧：薬事法）により、体外診断用医薬品に指定されています。薬剤師のいる薬局でしか販売されていないため、商品棚には並んでいません。

薬剤師から商品の説明を受けるとともに、使用目的も聞かれます。さらに氏名住所などの個人情報を記入しなくてはなりません。早期妊娠検査薬には、生理予定日から使用可能な商品（チェックワンファスト）が一般的です。中には生理予定日の4日前から使用可能な海外製のものがあります。

早期妊娠検査薬は、一般的な妊娠検査薬よりも尿中hCGに反応しやすいため精度も高くなります。いつから使えるのかを重視して、とにかく早いうちに知りたいという場合には早期妊娠検査薬が良いでしょう。

（早期妊娠検査薬については以下の記事も参考にしてください）

フライング検査とは、一般的な妊娠検査薬の定める検査可能日（生理予定日の1週間後）よりも前の段階で妊娠検査をすることを指します。

フライング検査には二通りあります。ひとつは上記のように、一般的な妊娠検査薬の定めた使用可能日よりも前に検査をすることです。もうひとつは、生理予定日よりも前から使用することができる早期妊娠検査薬で検査をおこなうことです。

早期妊娠検査薬によるフライング検査は、hCGというホルモンに対する感度が高いため、通常の妊娠検査薬よりもホルモンの分泌が少ないうちに検査ができるという仕組みになっています。