【惟】を使った名前（女の子・男の子別）｜漢字の意味・字画数&名付けの注意点も！

赤ちゃんへの名付けに使用できる漢字はたくさんありますよね。「どんな漢字のつく名前が良いのか見当が付かない」というママ・パパもいるでしょう。そんなママやパパたちにおすすめしたいのが、漢字の「惟」です。「惟」は古くから名前に使用されてきた漢字で「多くの読み方ができる」「深い意味や由来がある」といった魅力があります。

（赤ちゃんの名前におすすめの漢字については以下の記事も参考にしてみてください）

「惟」の漢字の意味には、以下のようなものがあります。

●何かを思うことや思慮深いこと
●しっかりと考慮すること
●「はい」と承諾をする返答
●「ただひとつ」を意味する限定表現
●文章の頭に置いて「これ」と表現される文字

上記の意味のなかにもありますが「惟」は、助詞の役割をする漢字としても使用されていました。現代においては、基本的な意味が「思慮深い」「考慮する」といったものであると捉えられている漢字です。

「惟」の漢字の読み方は音読みが「イ」「ユイ」で、訓読みが「おも（う）」です。また、名付けに使う場合には「あり」「これ」「ただ」「たもつ」「のぶ」「よし」といった読み方をさせることもできます。男の子の場合は幅広い読み方での名付けが可能ですが、女の子の場合は「い」の読み方で名前に使うケースがほとんどです。

「惟」は、りっしんべんと「隹」の2つのパーツが組み合わさって生まれた漢字です。「隹」は神の使いと言われていた「鳥」を意味し、鳥を使った占いで神の思いを受けとることを「惟」と読んでいました。そして、時代の流れと共に「思う」「考える」という意味合いで使用される漢字になっていったと考えられています。また「惟」の助字や漢文における意味は「唯」の漢字と同じです。

（漢字の「唯」の意味については以下の記事も参考にしてみてください）

漢字の「惟」の字画数は11画です。字画数が11画の名前は、姓名判断では「吉」と判断され「明るく陽気」「責任感がある」「人をリードできる」といった子に育つと言われています。

（赤ちゃんの名前の字画数については以下の記事も参考にしてみてください）

漢字の「惟」は、多くの武士や貴族の名前として用いられてきました。日本の歴史や武士が好きな方は「惟」の漢字をよく目にするのではないでしょうか？当時の名前としての「惟」の一般的な読み方は「これ」「ただ」「のぶ」「よし」などです。そのため、これらの読み方で「惟」を使うと古風なイメージの名前になります。実際に「惟」が名前に入った武士には以下のような人物がいますよ。

●浅井惟安（あざいこれやす）
●阿蘇惟将（あそこれまさ）
●井伊直惟（いいなおのぶ）

（赤ちゃんの古風な名前については以下の記事も参考にしてみてください）