一人称が『自分』な男女の心理や特徴は？周りからの印象や適切な使い方も！

記事冒頭でも触れたように、女性の場合は一人称に「自分」を選ぶ人は1％以下と言われており、極めて少数派であると言えます。そのため、一人称が「自分」の女性は「変わっている人」と思われることがしばしばあります。しかし、個性的であることこそが自分のアイデンティティだと感じている女性にとっては、変わっていることはプラスに働きます。

誰かと同じことや「普通」を嫌う女性は、変わっていると思われる「自分」という呼び方をすることで、個性をアピールしたいと考えられるでしょう。

ここまで見てきたように、一人称が「自分」な人には自分に自信がある人が多いことが分かりました。特に自分の意見をはっきり言う人が「自分」を使っていると、芯の強さを感じますよね。しかし、一人称が「自分」な人が必ずしも自分に自信があるとは限りません。正反対の自分に自信がない人も、自分を守るために「自分」を使う場合があるからです。

このことから分かるのは、「『自分』は自信があるように感じさせる一人称である」ということです。自信がある人はそれを強調するために、自信のない人は自信のなさをカバーするために、「自分」を使うことができます。これは、先述したように軍人のイメージからきているところが大きいでしょう。

自分の呼び方が「自分」だというだけでは、その人を判断することはできません。その人の人となりを知るには、例えば積極的に発言をしている様子や礼儀正しい様子など、一人称以外の部分を見ることが大切になってきます。

それでは、実際に一人称が「自分」の人を見ると、周囲の人はどのような印象を抱くのでしょうか。体験談を見てみましょう。

体育会系に対して苦手意識を感じている場合、一人称の「自分」も苦手に感じることが多いようです。また、「自分」は公で用いる一人称としてはふさわしくないとされていることが多いため、ビジネスシーンなどで「自分」を用いる人に対して良く思わない人もいます。

プライベート・ビジネス問わず、一人称「自分」に対して特に違和感は感じないという人もいます。特に、周囲に「自分」を使う人が多い場合は、一人称によってその人への好感や悪感情が生まれることは少ないのでしょう。

他の一人称と比べて、「自分」はずっと印象が良いという人もいます。また、「自分」を使う人の中でも、硬派な印象やハキハキと話す人、礼儀正しい人に対して好感を抱く人も多いです。