陣痛が遠のく原因って?経産婦・初産婦で違う?促進させる対処法も紹介!

【医師監修】陣痛が遠のく原因や『経産婦』『初産婦』での違い、陣痛が遠のいた時に促進させる対処法などを紹介します。寝ると陣痛が遠のくという噂の真相も紹介します。陣痛が遠のくことについてくわしく知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 陣痛とは?
  2. 陣痛が遠のく原因は?
  3. 陣痛は『経産婦』『初産婦』で時間・症状が違う?
  4. 無痛分娩は陣痛が遠のくことが多い?
  5. 陣痛が遠のいた時に促進させる対処法は?
  6. 寝ると陣痛が遠のくって噂は本当?
  7. 陣痛が遠のくことも知っておこう!

前駆陣痛の回数が多いと「早く産まれないかな?」と焦りますよね。しかし、待てば本陣痛は来るので、ゆっくり待ちましょう。

原発性微弱陣痛が起こっている

人によっては、弱い陣痛が続いて分娩が進まない「微弱陣痛」が発生することがあります(※3)。微弱陣痛の一つである「原発性微弱陣痛」も、陣痛が遠のく原因です。原発性微弱陣痛とは、分娩が開始してからも弱い痛みが続く陣痛です(※3)。

原発性微弱陣痛が発生する原因としては精神的な不安や子宮内感染のほか、子宮筋腫・子宮奇形・子宮発育不全などによる適切に子宮が収縮できないケースなどが挙げられます。(※3)

続発性微弱陣痛が起こっている

もう一つの微弱陣痛である「続発性微弱陣痛」も、陣痛が遠のく原因です。続発性微弱陣痛とは、分娩の途中で痛みが遠のく微弱陣痛です(※3)。微弱陣痛の中でも、続発性微弱陣痛になる人の割合は大きいです。

続発性微弱陣痛の原因としては狭骨盤・骨盤内腫瘍などによる産道のトラブルや子宮の疲労、早期麻酔、胎児が大きすぎる場合などが挙げられます。

リエ先生

産婦人科医

本陣痛が来ても痛みが遠のくことはよくあります。微弱陣痛といいますが、原因には、お母さんの体力が無くなっていることや、妊娠中に切迫早産でお腹の張りどめを使用していたことが多いです。陣痛が弱まってしまうと、赤ちゃんが生まれないため陣痛を強めるようにします。

陣痛は『経産婦』『初産婦』で時間・症状が違う?

陣痛は経産婦と初産婦で時間・症状が異なるので、経産婦か初産婦で入院のタイミングも異なります。それぞれの陣痛について具体的に紹介します。

(初産については以下の記事を参考にしてください)

初産の平均年齢の推移はどれくらい?高齢出産のリスクや出産の限界年齢は?

経産婦

経産婦の場合、入院の目安を「陣痛の間隔が約15〜20分おきになったら」としている医療機関が多いでしょう。人によっては痛みの感覚が弱いこともありますが、15〜20分おきに規則的に痛みを感じるのであれば、それは本陣痛です。前駆陣痛か本陣痛か判断に迷う場合は、痛みの間隔を測ったうえで病院に電話で相談してみましょう。

本陣痛から赤ちゃんを出産するまでの時間は、およそ6〜8時間です。経産婦の場合、初産婦にくらべたら出産にかかる時間は短めとなる傾向があります(※2)。

初産婦

初産婦の場合は、本陣痛の間隔が約10分おきになったら病院に入院するのが目安です。初めてのお産だと、本陣痛に戸惑うかもしれませんね。しかし、本陣痛で急な大きな痛みを感じても焦らないようにしましょう。痛みの間隔を測ったうえで本陣痛かどうかを判断し、病院へ向かうようにしてくださいね。

本陣痛から赤ちゃんが出産されるまでの間は、およそ11〜15時間です(※2)。ただし、人によっては20時間以上も出産に時間を要する妊婦さんもいるようです。

無痛分娩は陣痛が遠のくことが多い?