臨月の胃痛がひどい…!原因と解消法は?陣痛・出産の兆候?
【医師監修】臨月に入ってひどい胃痛に悩んでいませんか。出産間近に生じる胃痛の原因は様々で日常生活の工夫で解消できるものもあれば、すぐに処置が必要なものもあります。臨月の胃痛は陣痛や出産の兆候であることもあるのですよ。そこで今回は臨月の胃痛の原因や解消法をお伝えします。
臨月の胃痛がひどい!

臨月に入ってから眠れないほどの胃の激痛を感じたことはありませんか。原因や対処法が分からないと不安になりますよね。妊娠後期の胃の痛みは前期陣痛の場合があるので注意が必要です。
臨月の胃痛がひどい原因は?

臨月はストレスや赤ちゃんの成長、ホルモンバランスの変化など様々な原因で胃痛を生じやすいです。臨月の胃痛の原因についてご説明します。
(胃痛の原因については以下の記事も参考にしてみてください)
ストレスが原因の胃痛
妊娠後期や出産間近になると「赤ちゃんを無事に産めるか」という不安や、夜に眠れないなどの体調不良でストレスがかかります。ストレスは胃の激痛や胃もたれの原因になるので注意が必要です。妊娠後期は周りの人と協力して、不安やストレスを取り除くことが大切ですね。
カズヤ先生
産婦人科医
病院では、妊娠中に内服可能な胃粘膜保護剤などの処方がされることがあります。妊娠中のお薬に関しては、必ず産婦人科専門医に相談してみましょう。
胎児の成長が原因の胃痛

出産間近になると赤ちゃんが成長してお腹が大きくなるため、十分に眠れないことがあります。臨月の赤ちゃんの平均体重は3kgで子宮底長は30cm程度まで大きくなることが多く、場合によってはみぞおちを超えることも。
妊娠後期は膀胱や腸、胃や肺が押し上げられ消化液が逆流することがあります。これが胃の激痛や胃もたれの原因のひとつです。妊娠後期で症状が生じた場合は前駆陣痛の可能性もあります。
カズヤ先生
産婦人科医
加えて、妊娠中はホルモンバランスの関係で食堂と胃を繋ぐ部分の下部食堂括約筋(LES)という筋肉が弛緩し、胃酸が逆流して胸焼けの原因となったりします。
ホルモン分泌変化が原因の胃痛
臨月にホルモン分泌が急激に変化することが、胃の激痛や胃もたれの原因のひとつです。妊娠初期から妊娠後期はプロゲステロン分泌が多くなることで妊娠状態を維持するために子宮筋をゆるめますが、同時に消化器系の筋肉もゆるんでしまいます。その結果胃酸が逆流し胃の激痛、胃もたれ、胸やけといった症状につながってしまうことに。
出産間近になるとプロゲステロンの分泌が低下しますが、オキシトシンとエストロゲンというホルモンの分泌が増えます。オキシトシンは子宮を収縮させる作用がありますが、同時に胃も収縮させるので胃の激痛を感じるのです。(※1)妊娠後期の場合前駆陣痛の可能性もあります。ホルモン分泌変化が原因の胃痛の場合出産間近のサインなので準備をしておきましょう。
(前駆陣痛については以下の記事も参考にしてみてください)
消化機能や筋力の低下が原因の胃痛
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