陣痛が遠のく原因って?経産婦・初産婦で違う?促進させる対処法も紹介!

【医師監修】陣痛が遠のく原因や『経産婦』『初産婦』での違い、陣痛が遠のいた時に促進させる対処法などを紹介します。寝ると陣痛が遠のくという噂の真相も紹介します。陣痛が遠のくことについてくわしく知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. 陣痛とは?
  2. 陣痛が遠のく原因は?
  3. 陣痛は『経産婦』『初産婦』で時間・症状が違う?
  4. 無痛分娩は陣痛が遠のくことが多い?
  5. 陣痛が遠のいた時に促進させる対処法は?
  6. 寝ると陣痛が遠のくって噂は本当?
  7. 陣痛が遠のくことも知っておこう!

陣痛とは?

陣痛とは、お母さんの体から赤ちゃんが産まれる際に発生する子宮の収縮運動です。陣痛は痛みがともなうイメージがありますが、陣痛には痛みが発生している状態と、痛みが止まっている状態とがあります。

陣痛がくると「そろそろ赤ちゃんが産まれるな」と思う人が多いでしょう。しかし、人によっては陣痛が途中で遠のくことがあります。そろそろ赤ちゃんが産まれそうという時期に陣痛が遠のくと「ちゃんと産まれるのかな?」と不安になるでしょう。この記事では、陣痛が遠のく原因や、陣痛を促進させるための対処法などを紹介します。

陣痛には「前駆陣痛」と「本陣痛」の2種類があるのを知っていますか?最初にこれらについて紹介していきます。

(陣痛が10分間隔でくる際は以下の記事を参考にしてください)

陣痛が10分間隔でくる!痛くない?病院に行く目安や出産までの時間など詳しく解説!

前駆陣痛

前駆陣痛とは、本陣痛の前に起こる陣痛です。前駆陣痛は、お腹の痛みを感じる間隔が不規則で、痛みがすぐに遠のく場合も多くあります(※1)。前駆陣痛は出産にはつながらない陣痛ですので、お腹に痛みを感じても赤ちゃんはまだ産まれません。

しかし前駆陣痛は、出産が近づいていることのサインです。個人差はありますが、前駆陣痛が起こってから数日以内に本陣痛が始まり、出産を迎えます。前駆陣痛は、子宮下部や子宮頸管を柔らかくして出産しやすくするために発生すると考えられています。もし痛みの間隔が不規則な前駆陣痛がきたら、出産の心構えをしましょう。

先輩ママ

20代後半

出産の数日前、鈍い生理痛みたいな痛みを感じることが多くて、体調があまり優れなかった。思えばあれが前駆陣痛だったのかもしれない。あの頃は旦那も仕事が忙しくてとても大変だった!でも何とか出産を終えて、一安心。

前駆陣痛は、痛みの感じ方も本陣痛とは少し異なります。鈍い生理痛のような痛みが特徴です。

本陣痛

本陣痛は、分娩につながる陣痛で出産前に起こります。痛みの間隔が不規則な前駆陣痛とは異なり、本陣痛は規則的に痛みを感じます。15~10分などの間隔から徐々に痛みの間隔は狭くなっていくのが特徴です(※2)。痛みの大きさは時間が経つにつれて徐々に大きくなり、痛みを感じる範囲も広がっていくように感じます。

前駆陣痛は体勢を変えるなどすれば痛みの対処ができますが、本陣痛は痛みの対処ができません。

陣痛が遠のく原因は?

妊娠して出産予定日が近づき、陣痛がきたと思いきやすぐに痛みが遠のく…という場合、一体何が原因なのでしょうか?陣痛が遠のくと、赤ちゃんがちゃんと産まれるのか不安になりますよね。陣痛が遠のく原因は、主に3つあります。

(つわりについては以下の記事を参考にしてください)

つわりでご飯を食べられない…!対処法は?食欲がない時の過ごし方を解説!

前駆陣痛が起こっている

前駆陣痛は出産につながらない陣痛ですので、発生してもしばらく時間が経ったら痛みが遠のきます。痛みを感じる間隔が不規則であれば、前駆陣痛の可能性が高いです。本陣痛のように痛みの間隔が規則的に感じられるケースもありますが、前駆陣痛であればいずれ遠のくでしょう。前駆陣痛かどうか判断に迷う場合は、医師や助産師に相談してみましょう。

前駆陣痛は本陣痛の前に起こることなので、遠のいたからといって心配する必要はありません。

先輩ママ

30代前半

二人目の子供を出産する時に、前駆陣痛ばかり起こってとても大変だった。前駆陣痛が来るたびに「まだ産まれないのかな?」と、焦る気持ちでいっぱいだったな。初産じゃないし、早く本陣痛来てほしい〜ってずっと思っていた!