産後のむくみがひどい…!顔や足の甲がむくむ原因や解消法・いつまで続くのかも詳しく解説!

【医師監修】産後、顔や足などのひどいむくみに悩まされるママは少なくありません。通常は一時的な症状ですが、病気の場合もあります。むくみの原因、解消法(動画あり)、いつまで続くのか、などについてドクターの助言やママの体験談を交えて解説します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 産後は足・顔がむくみやすい…
  2. 産後に顔や足の甲がむくみやすい…原因は?
  3. 産後のむくみ解消法10選!〜マッサージなど〜
  4. 産後のむくみ、いつまで続いた?【ママの体験談】
  5. 産後のむくみは注意が必要な場合も!
  6. 産後の悩みに要注意!しっかり対処しよう
産後の家事はいつからできる?安静期でできない期間の注意点・対策法も紹介!

産後のむくみ解消法10選!〜マッサージなど〜

産後のむくみを解消するため、動画を交えたおすすめの方法10選を紹介します。今はむくみがないというママも、これから出る可能性があります。

むくみ解消法の一つであるマッサージは、妊娠中から出産後も役立つので、知っておいた方がいいでしょう。マッサージ以外にも、下半身を温めるのもおすすめです。温めることで血液の循環を促し、むくみが治っていきます。

カズヤ先生

産婦人科医

産後、特に浮腫みがひどくなる部位としては、下肢ですので、下肢マッサージが有効です。 これは、病院でもガン患者などの理学療法士などが積極的に取り入れている方法ですので非常に効果が高いです。 しかし、まだ産後の褥婦(じょくふ)さんには適応されていることは少ないですので、自身で実践してみるのが良いでしょう。

①産後のむくみにマッサージ

産後のむくみにマッサージがとても効果的です。足を温め、血流を良くしてからマッサージを始めましょう。まず足の裏の真ん中あたりにあるくぼみを押していきます。くるぶしのくぼみから、ふくらはぎに向かって、血液を押し上げる様にマッサージをしていきます。

ポイントは足の先から膝に向かって、ふくらはぎをマッサージすることです。足に溜まった血液を、心臓に戻すイメージで行うといいですよ。むくみがひどいからと、力強くマッサージすることは避けましょう。

②産後のむくみに足首体操

産後のむくみには足首体操もおすすめです。仰向けで横になり、肩幅に足を開いて、ゆっくりと足首を伸ばしたり曲げたりを繰り返すことで血行を改善します。簡単な体操です。

出産の翌日から行うことができますし、クリームなど用意するものもありません。横になった状態で行うむくみ解消法で、足首を回す運動をプラスしてもいいでしょう。赤ちゃんと一緒に横になった時など、育児の隙間時間にも行えます。

③適度な運動

産後のむくみは運動不足も原因になっている可能性があるので、むくみ解消には産褥体操も効果的です。適度な運動によって血液やリンパの循環が良くなり、水分排出に繋がっていきます。

体を大きく使うヨガや骨盤スクワットなどは、産後検診後に行うのがいいでしょう。適度な運動は、体重を戻すためにも一役買ってくれるでしょう。

カズヤ先生

産婦人科医

浮腫を解消するためには、運動で静脈還流を増やすのは効果的です。 動脈の血流は心臓からのポンプ作用で全身をめぐりますが、静脈還流は全身の運動により心臓へ返ってくる、というメカニズムです。 浮腫ができる状態というのは血栓症が起こりやすい状態であり、その場合の2大予防法として、運動(歩行)と着圧ストッキングがあります。

(体重の戻りにもつながる運動については、以下の記事も参考にしてください)

【動画で解説】産後のおすすめの運動は?コツや注意点!体験談も

④横になる時は足を上げる

就寝時や日中のお昼寝時など、横になる時は足を上げるようにするのも、むくみの予防、解消につながります。タオルや抱き枕、クッションなどを使って、足の位置を高めにします。心臓より少し高い位置を意識して、足の位置を上げることがポイントです。

⑤着圧ソックスを履く

むくみ解消には血行促進・保温効果が得られる、着圧タイプのソックス着用もおすすめです。妊娠中からむくみ対策のために着圧タイプのソックスを履いているママも多く、就寝時に着用するものもあります。

着圧タイプのソックスは、むくみがひどくなる前に着用するのがよいでしょう。むくみがひどくなってからだと、きつくて履くことが大変になるため、むくみの対策や予防として使用してください。