バルトリン腺嚢胞とは?原因・症状は?治療法や自然治癒・手術の確率について詳しく解説
【医師監修】バルトリン腺嚢胞って、どんな病気でしょうか。産後の女性に多いといわれています。いたみがあり、ひどい場合は歩行困難になることもあります。バルトリン腺嚢胞の原因、症状、治療法、自然治癒などについて先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて解説します。
バルトリン腺嚢胞とは?

バルトリン腺嚢胞(のうほう)とは、バルトリン腺に膿(うみ)が溜(た)まって「しこり」になったものです。バルトリン腺は膣口付近にある分泌腺のことで、性交時に痛みを感じないよう潤滑液を出す役割があります。このバルトリン腺が細菌の感染により炎症を起こし入り口部分がふさがることで、中の粘液が袋状にたまり腫(は)れあがって嚢胞ができます。これがバルトリン腺嚢胞です。(※1)
(女性の病気については以下の記事も参考にしてください)
バルトリン腺嚢胞ができる原因

バルトリン腺嚢胞の原因は、バルトリン腺炎の重症化です。バルトリン腺炎は痛みを感じないため気が付かない場合が多く、放置してしまい膿が溜まります。やがてしこりとなり、性交時や歩行時、座った時などに痛みを感じることがあります。(※1)
バルトリン腺嚢胞の初期症状であるバルトリン腺炎は、バルトリン腺の入り口から細菌が入り込むことで感染し、炎症を起こすことが原因です。陰部には常にいろいろな細菌が存在しています。ストレスや疲れから免疫力が低下した時などに感染しやすくなるため、デリケートゾーンはいつも清潔に保つことが大切です。
バルトリン腺嚢胞はどんな症状?

バルトリン腺嚢胞の症状について紹介します。バルトリン腺嚢胞はバルトリン腺炎が重症化したものです。炎症がひどくなるとどのような症状が起こるのでしょうか。
赤く腫れる
膣の入り口付近にできたしこりが赤く腫れます。なかなか自分での確認が難しい場所ですが、入浴時などに鏡を使って患部を確認することで、バルトリン腺の左右どちらか一方が赤く腫れていることがわかります。
熱を持つ
バルトリン腺嚢胞は熱を持ちます。赤く腫れた患部が他の皮膚に比べて熱く感じます。皮膚に炎症ができた時に、炎症部分が熱くなるのと同じような症状になるのです。しこりになった患部や膿が溜まってブヨブヨした患部を触って確認してみてください。熱を持っているのがわかります。
痛みを感じる
バルトリン腺嚢胞を自覚する症状は、痛みを感じることです。バルトリン腺炎ではこの痛みの症状があまり出ないため、気づくことが遅れて重症化します。痛みが出てからも放置していればさらに膿がたまり、歩行困難になったり、さらに患部が大きく腫れあがる症状が出ることもあるのです。これをバルトリン腺膿瘍(のうよう)と言います。
バルトリン腺嚢胞ができた際の治療法

バルトリン腺嚢胞ができた時の治療法はどのようなものがあるのでしょうか?軽度の症状なら薬による治療法、重度の症状なら外科的な治療法、繰り返し症状が出る場合はレーザー手術などの方法があります。それぞれの症状にあった治療法を詳しく紹介していきます。
抗生物質の投与
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