産後の骨盤矯正いつからやる？効果は？おすすめの方法・いつまでやるべきかなど詳しく解説！

産後の骨盤矯正は普通分娩の場合、身体の調子が良ければ産後1カ月頃から始めることができます。帝王切開の場合は、術後の傷が回復する産後2カ月頃から医師の許可が出ることが多くなります。しかし、あくまで目安なので、体調や傷の回復を考慮しながら骨盤矯正を始めてください。

産後の骨盤矯正はいつからいつまで行うのが良いかというと、身体が回復する産後1、2カ月頃から産後6カ月まで行うのが効果的です。産後6カ月までは骨盤が緩んでいるため、矯正しやすいことが理由としてあります。

産後6カ月以降の骨盤矯正も可能ですが、骨盤周囲のじん帯や関節が固くなっていく時期でもあるので体型を戻すのにも時間がかかるでしょう。

産後の骨盤矯正を実践し、身体の不調や体型の崩れを解消していきましょう。産後におすすめの骨盤矯正や体操の方法を7選紹介します。

正しい姿勢を心がけましょう。産後は骨盤の歪みによって、反り腰や猫背の姿勢になりがちです。このため、骨盤が歪まないように姿勢を正すことを意識する必要があります。

骨盤を正しい角度に戻していくためには、脚を組む癖を直したり、椅子に浅く座ったりすることを心がけましょう。また、正座の姿勢も骨盤を正しい位置に戻す効果があるのでおすすめです。

骨盤ベルトを装着しましょう。骨盤ベルトは産後の緩んだ骨盤をしっかり支え、正しい姿勢や産後のシェイプアップをサポートします。骨盤ベルトはただ巻けばよいというわけではなく、適切な位置に巻く必要があります。恥骨（ちこつ）と大転子（だいてんし）を結ぶラインに巻くのが、骨盤ベルトの正しい使い方です。

ただ、産後早く体型戻しをしたいからといって、骨盤ベルトをきつく巻きすぎないように注意しましょう。骨盤ベルトをきつく巻いてしまうと、血流が滞り、むくみや腰痛を引き起こす原因になります。座っても痛くならない程度に巻きましょう。

骨盤ベルトは産後いつからいつまで使うのか疑問に思う人もいるでしょう。産後の骨盤ベルトの使用は、出産直後から産後1～3カ月頃までが目安になります。ただし、身体の回復には個人差があるため、医師に確認し許可を得てから使うと良いでしょう。

また、骨盤ベルトは妊娠中から使用することもできます。骨盤が緩む原因となるホルモンのリラキシンは、妊娠初期から分泌されます。妊娠初期からじん帯や筋力が緩んでくるので、妊娠がわかった時点から骨盤ベルトを使用するのが、産後の骨盤を整えるのにも効果的です。

産後用の骨盤ガードルを使う方法もあります。骨盤ガードルは着用するだけで産後の骨盤をサポートしていくことが特徴です。伸縮性のある素材で、ウエストや下腹部を適度に引き締めてくれます。産後の骨盤ガードルは、太ももまでサポートするロング丈と、暑い時期に快適に過ごせるショート丈の2種類があります。

また、締め付け感もやさしいソフトタイプと、高い補正効果のあるハードタイプの中から選ぶことができます。ハードタイプはソフトタイプよりもシェイプアップの効果を早く実感できますが、人によってはきつすぎて息苦しい、または動きづらいということもあるでしょう。無理をせず、自分に合ったサポート力のものを選びましょう。

締め付け感と同時にチェックするべきなのが、サイズ選びです。産後のサイズに合わせて選ぶ必要があるので、きちんとサイズを測り、自分の体に合うものを着用しましょう。

（産後用のガードルについては以下の記事も参考にしてください）

産後ガードルは、早くて産後2週間から着用が可能です。ただし、悪露がまだ続いていたり、子宮が回復していなかったりする場合は、産後1～2カ月頃から着用すると良いでしょう。いつまで着用するのかというと、体型が妊娠前に戻るまでが良いといわれていますが、体型が戻ったあとにも継続して着用しても、もちろん問題はありません。

腰周りの痛みをサポートしてくれるので、ママの産後の腰痛予防のために着用することもできます。

産後の骨盤矯正には骨盤ショーツの着用も効果的です。骨盤ショーツは骨盤ガードルほど締め付け感がなく、普段のショーツ感覚で着用できます。穿（は）き心地も良く、寝ている間も含めて1日中着用できるのが魅力です。

骨盤ショーツは無地のほかに花柄やドット柄、レース仕様などのおしゃれなデザインもたくさんあります。手軽に骨盤矯正をしたいというママに骨盤ショーツは最適です。