生理前・生理中に風邪の症状…原因と対処法は?PMSかも?体験談も

【医師監修】生理前や生理中、いつも風邪のような症状になるとつらいですよね。生理前や生理中に風邪の症状が出る原因と対策方法を解説します。また、PMS(月経前症候群)の可能性についても説明します。あわせて体験談もご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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目次
  1. 生理前や生理中にいつも風邪をひく!
  2. 生理前や生理中の風邪の症状の原因は?
  3. 生理前や生理中の風邪症状の対処法
  4. 生理前は風邪じゃなくてPMSかも?
  5. 生理前や生理中の風邪の症状体験談
  6. 生理前や生理中は無理しなくて大丈夫

生理前や生理中にいつも風邪をひく!

生理が近づくと、風邪の症状が出てつらい思いをすることがあります。頭痛やだるさ、鼻水やのどの痛み、微熱や寒気、むくみ、肩や首の凝りなどを感じる人が多いようです。生理前や生理中に風邪をひく原因や、その対策法を知ることで、症状を和らげることもできます。生理前の辛い症状は風邪でなくPMSの可能性も?PMSについても詳しく見ていきましょう。

(生理前や生理中の症状についてはこちらの記事も参考にしてみてください)

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生理前や生理中の風邪の症状の原因は?

生理前の頭痛や鼻水、のどの痛みや関節痛、微熱など、風邪症状はつらいですね。生理前に風邪を引いてしまうのはなぜなのか、原因を解説していきます。

生理前や生理中のホルモンバランスの乱れ

生理前には、女性ホルモンのバランスが変化し、乱れてしまいます。特に排卵後~生理開始日の間である黄体期に急激に変動します。女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンというホルモンのバランスが乱れてしまうのですが、妊娠を助けるためのホルモンであるプロゲステロンは、水分を溜め込み、体温を上昇させる働きを持っています。

そのためむくみが起きたり、微熱やだるさを感じたり、頭痛が起きたりすると言われています。ただしこのホルモンのバランスの変化には個人差があり、体調を崩しやすい人と、それほど影響がない人もいるようです。(※1)

生理前や生理中は免疫力が低下

プロゲステロンが水分を溜め込み、代謝が低下してしまうと、免疫力が低下してしまいます。そのせいで、生理前は風邪をひくことが多く、鼻水が出たり関節が痛んだりと症状が出てしまうのです。また、風邪の症状がでなくても口内炎ができやすくなったり、歯ぐきから出血することもあります。生理前や生理中の不調は、免疫力の低下が大きな原因なのです。

疲れやストレスが風邪を引き起こす

慢性的な疲れや強いストレス、睡眠不足でも免疫力は低下します。そのため生理前の免疫力が低下している時期に風邪をひく人が多いようです。生理痛と風邪の症状が一度に来るのはつらいですね。日頃から軽く運動をして気分をリフレッシュさせたり、ゆっくりと休む時間を設けたりして、慢性的に疲れをためないように心がけましょう。

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