産後1ヶ月の『床上げ』までの過ごし方は？家事・外出などの注意点を解説！

昔は産後1ヶ月の床上げまでは、井戸の水汲みなどの重労働である水仕事はしてはいけないと言われていました。それほど床上げは、ママの身体をしっかり回復させる大切な期間なのです。

（産後の家事については以下の記事も参考にしてみてください)

産後1ヶ月の間は、外出は控えましょう。短い時間や近場の外出でも、産後のママには負担がかかります。1ヶ月検診で異常がなく身体の回復が順調であれば、近場や短時間の外出で身体を少しずつ慣らしていくのが良いでしょう。

また産後は思っている以上に疲れやすかったり、集中力が低下しやすいです。ママが車を運転する時は、今まで以上に安全運転を心がけることが大切です。買い物のための外出も可能な限りは避けて、ネットスーパーや宅配サービスを利用するのもいいでしょう。

床上げできる産後1ヶ月までの注意点は性行為を控えることです。1ヶ月検診で子宮の回復に異常がない場合は、性行為を再開できます。しかし、産後45日ほどで排卵が起き、生理が再開するママもいます。産後すぐでも妊娠する可能性があるため、次の妊娠までに期間を開けたい場合は、避妊するようにしましょう。

産後1ヶ月までの間は感染症にかかる危険性も高まります。また、子宮が回復する期間として最低2ヶ月ほど必要です。帝王切開の場合は、傷が回復する期間は半年～1年ほど必要なります。ママの体の回復のためにも、性行為は産後1ヶ月を過ぎてから再開するようにしましょう。

入浴に関する注意点は、産後1ヶ月経つまでは、湯船には浸からないことです。子宮が感染症にかかるリスクがあるため、1ヶ月検診で医師から入浴の許可が下りるまではシャワーですませましょう。入浴の許可が出た場合も感染症予防のため、一番風呂に入るのをおすすめします。

昔は今と違い、お風呂の環境や設備も整っておらずシャワーもなかったため「産後に髪を洗うのはいけない」と言われることもあったのです。しかし、シャワーがある現代では昔ほど髪を洗うことが重労働ではなくなりました。そのため、産後も1ヶ月検診まではシャワーであれば、身体や髪を洗うことは良いとされています。

しかし、産後1ヶ月後でも体調が優れない場合は湯船につかることは体に負担がかかるため、シャワーですませるようにしましょう。

産後はスマホやゲームなどは控えて目を休めるようにしましょう。育児のため、ママの体を休めるために外出を控えている産後1ヶ月間は、ついついスマホやゲームに手を伸ばしたくなるかもしれません。しかし、長時間目を使うことで眼精疲労や肩こりを引き起こします。また寝る前にスマホを見ると、交感神経が刺激されて睡眠にも影響します。

身体を休めるだけでなく、目と脳もしっかりと休めて、産後1ヶ月の床上げまでは心身ともに休むことを心がけましょう。