帝王切開後の痛みはいつまで続く?回復までの期間は?術後の過ごし方の注意点も!

【医師監修】出産には普通分娩のほかに帝王切開があります。何らかの理由でお腹の赤ちゃんを手術で取り出す手術のことです。手術後の痛みはいつまで続く?回復までの期間は?術後の過ごし方の注意点など、帝王切開について先輩ママの体験談やドクター指摘を交えて説明します。

Contents
目次
  1. 帝王切開とは?
  2. 帝王切開後の痛みのピークは?いつまで続く?
  3. 帝王切開の術後はどんな痛み?〜みんなの体験談!
  4. 帝王切開後の回復までの期間は?
  5. 帝王切開後の過ごし方の注意点!
  6. 帝王切開後の痛みの感じ方は人それぞれ!

帝王切開とは?

帝王切開とは、お腹と子宮を切開してお腹の中の赤ちゃんを直接医師が取り出す手術のことです。母体と赤ちゃんに何かトラブルがあり、普通分娩にリスクを伴うと判断された場合に行います。定期健診で事前にリスクが分かった時は「予定帝王切開」、お産が始まってから何かトラブルが起こった際には「緊急帝王切開」になるでしょう。(※1)

予定帝王切開

予定帝王切開は陣痛が始まる前に手術を行う必要があるため、妊娠38週目前後に予約をすることが多いでしょう。局所麻酔で手術を行うため、お腹の中を触られている感じがわかる人もいます。

緊急帝王切開

妊娠中や分娩中に何かトラブルが発生し、急いで赤ちゃんをお腹から取り出さなければいけない状況になった時に行う手術が緊急帝王切開です。この場合は全身麻酔で行いますので、手術中、妊婦さんは麻酔で寝ています。

(帝王切開については以下の記事も参考にしてください)

いつまで逆子で大丈夫?帝王切開になるリスクは?逆子体操で治す方法を解説

帝王切開後の痛みのピークは?いつまで続く?

帝王切開の痛みのピークはいつ頃でしょうか?また痛みはいつまで持続するのでしょうか?

帝王切開後の痛みのピークは?

帝王切開後の痛みのピークは、術後1~2日です。痛みの度合いには個人差がありますが、一般的に麻酔が切れることで傷口に強い痛みを感じる人が多くいます。開腹した傷口の痛みだけでなく、子宮収縮にも痛みを感じることがあるため、双方が重なり強い痛みを感じる人もいるでしょう。

回復が早い人は痛み止めなしで歩き回る人もいますが。多くの人は寝返りも自分でできないため助けを必要とします。術後3日目あたりから体を徐々に動かし歩行訓練なども行います。痛みが持続しているため、移動には車椅子や手すりを利用しながらの歩行となるでしょう。

帝王切開後に痛みはいつまで続く?

帝王切開後の痛みはいつまで続くかというと、個人差があるものの、術後1カ月ほどで和らぎます。術後1週間ほどは痛みを和らげるため、病院で処方された痛み止めを服用します。退院後はピークはすぎているものの、痛みは持続しているでしょう。決して無理はせず、できるかぎり家族や地域のサポートを受け、産後は徐々に家事や育児を再開させていく過ごし方が良いでしょう。

リエ先生

産婦人科医

帝王切開や会陰切開の傷の痛みは日にち薬といわれています。当日~翌日が最も痛みが強いもので、日にちと共に徐々に痛みが和らぐのが通常です。ただし、帝王切開の場合は、多くの場合、手術後も麻酔がしばらく入っているため、麻酔がなくなった最初の日が一番痛みが強いと感じる方が多いようです。

帝王切開の術後はどんな痛み?〜みんなの体験談!

帝王切開にはどのような痛みがあるのでしょうか?手術前に行う麻酔から術後まで、帝王切開での出産を経験しているママたちの体験談をみてみましょう。痛みには個人差があるすので、気になることは担当医師と相談しながら準備を進めましょう。

麻酔の痛み