胎嚢が小さい…原因は?流産の可能性・心拍確認後の出産への影響など解説
【医師監修】胎嚢が小さいと不安になりますよね。この記事では、妊娠5〜8週の胎嚢の大きさの目安をはじめ、胎嚢が小さい原因や、流産・障害の可能性について紹介します。さらに、心拍確認後に胎嚢が小さいと言われた場合の出産への影響や、胎嚢が小さいと言わた人たちの体験談も紹介します。
こちらは妊娠8週の胎嚢と胎児の画像です。妊娠8週になると、胎嚢の大きさは約3cmまで成長します。胎嚢の中の胎芽は胎児と呼ばれるようになり、しっかり人の形が確認できるようになります(※3)。
胎嚢が小さい原因は?

胎嚢の大きさが、妊娠週数の目安よりも小さい場合、どんな原因が関係しているのかも気になりますよね。ここでは、胎嚢が小さい原因についてくわしく紹介していきます。
胎嚢が小さい原因①【妊娠週数が合っていない】
胎嚢が小さい原因として考えられるのが、妊娠週数が合っていないということです。最後の生理開始日を間違えていたり、排卵日がずれていたりする場合は、妊娠週数がずれることがあります。妊娠週数がずれると、その妊娠週の平均の大きさよりも胎嚢が小さくなることが考えられます。
胎嚢が小さい原因②【エコー検査の角度】
胎嚢を確認するためにエコー検査をしますね。その装置の角度が少しずれるだけでも、胎嚢の大きさは変わってきます。エコー検査の角度の問題で、胎嚢が小さいと判断される場合もあるのです。
胎嚢が小さいと流産の可能性がある?他の障害は?

胎嚢が小さいと言われた場合、流産や障害のリスクがないかも心配になりますよね。ここからは、胎嚢が小さい場合の流産や障害の可能性について紹介していきます。
(流産については以下の記事も参考にしてみてください)
胎嚢が小さい場合の流産の可能性
胎嚢が小さい場合、流産の可能性も考えられます。しかし、妊娠初期の流産の原因のほとんどは、染色体異常と言われています(※4)。染色体異常によって赤ちゃんが成長できない場合に、胎嚢が小さいまま流産となることがあるのです。
ただし、胎嚢が小さいことが原因で流産につながるわけではありません。赤ちゃんに染色体異常があり成長できない場合に、胎嚢が小さいという症状も見られるということです。
胎嚢が小さくても、無事出産できたという妊婦さんは多くいます。必ず流産につながるリスクがあるわけではないので、過度な心配は必要ありません。
胎嚢が小さい場合の障害の可能性
胎嚢が小さい場合、障害の可能性を考える必要もあります。羊水量が原因で胎嚢が小さい場合には、胎児の奇形や肺形成不全といった、障害につながるリスクが考えられるからです。また、赤ちゃんがダウン症だった場合にも、胎嚢が小さいという症状が見られることもあります。
障害のリスクを考えると不安になりますが、胎嚢が小さいからといって必ず障害がでるわけではありません。流産と同じく、障害についても過剰に心配しすぎないようにしましょう。
心拍確認後に胎嚢が小さいと言われた場合の出産への影響は?

妊娠5~6週頃は、胎児の心拍確認がとれて妊娠継続の可能性が高まります。多くの妊婦さんは安心する時期ですよね。しかし、心拍確認後にも胎嚢が小さいと言われることがあります。心拍確認後も胎嚢が明らかに小さい場合は、胎芽の発育が遅れている可能性も考えられるのです。
胎嚢が小さく胎芽の発育が遅いということは、染色体異常でうまく成長できていない可能性があります。その場合、心拍確認後でも流産の可能性が考えられるため、慎重な経過観察が必要になるでしょう。
ただし、心拍確認後の流産の確率はぐんと下がりますので、出産への影響は限りなく低いとも考えられます。心拍確認後に胎嚢が小さい場合でも、医師の診断に従い心配しすぎず出産に備えましょう。
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