胎嚢の大きさの平均は?5週・6週・7週など妊娠週別の目安・小さい原因についても解説
【医師監修】胎嚢(たいのう)の大きさの平均はどれくらいでしょうか。妊娠5週、6週、7週など妊娠週別の胎嚢の大きさとママの状態、また胎嚢が小さい場合の原因などについて、先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて解説します。妊婦さんはぜひ参考にしてください。
胎嚢とは?

胎嚢(たいのう)とは、受精卵が着床した時にできる小さな袋のことです。妊娠初期に子宮の中で赤ちゃんを包んでいて、妊娠しているかどうかを判断する大事な要素となります。「胆嚢」「胎芽(たいが)」「心拍」の3つが確認できると妊娠が確定されるでしょう。胎嚢はおおよそ4週目終わりごろからエコーで確認できるようになります。
胎嚢はgestational sacとも言い、エコーでは「GS」と表記されます。(※1)
(妊娠4週目の症状については以下の記事も参考にしてください)
胎嚢の大きさの平均は?

胎嚢の大きさの平均について紹介します。妊娠4週目は、小さいため見えない場合が多いでしょう。妊娠5週目は約17mm、妊娠6週目は約24mm、妊娠7週目には約30mmほどの大きさになります。
7週目以降は胎嚢の大きさに個人差が出やすいため、頭殿長(とうでんちょう)を参考にします。頭殿長とは、胎児の頭からお尻までの長さのことで一般的に座高と呼ばれるものです。エコーではCRLと表記されます(※1)。

胎嚢の大きさから妊娠週数を計算することができます。「胎嚢の大きさ=妊娠週数-4」です。平均的な大きさをあまり気にしすぎるのはよくありませんが、あまり小さいと問題が起きていることもあります。胎児の成長は個人差があり、一定の割合で成長していれば問題ありません。
6~7週目あたりには、胎嚢の中にある胎芽が見えるようになり、心拍の確認ができるようになります。胎芽とは、骨ができるまでの赤ちゃんのことをいいます。大切なのは、胎嚢の大きさではなく、胎芽と心拍の確認です。
胎嚢の大きさを教えてくれない時は異常があるってこと?

胎嚢の大きさについて、医師から必ず伝えられるわけではありません。エコーをあてる角度や通院している病院の設備によって見えやすさも違うため、胎嚢が見えないこともあるでしょう。
また、排卵日や最終月経に誤りがあれば、正確な妊娠週数がわかりません。胎嚢の大きさは、妊娠初期に赤ちゃんが順調に成長しているかを確認するための情報のひとつです。7週目をすぎるころには赤ちゃんの座高がわかるようになります。先ほど紹介した頭殿長を参考にすることが多く、胎嚢の大きさはさほど気にすることはないでしょう。
しかし、不妊治療をしている人にとって、胎嚢は異常をいち早く発見するための情報ともなりうることもあります。大切なのは胎芽の確認と心拍の確認なので、胎嚢が平均より小さいことや大きいことを気にしすぎることなく、ゆったりとした気持ちで受け止めましょう。
増田陽子
内科医
胎嚢は小さいので、見えない場合もあります。しかし医師は異常がある場合には伝えますので、何も言われない場合にはあまり心配しなくてもいいでしょう。
(妊娠初期のエコーについては以下の記事も参考にしてください)
妊娠4、5、6、7、8週目の胎嚢の大きさとママの状態

妊娠週数別に、胎嚢の平均的な大きさとママの状態を紹介します。
妊娠4週の胎嚢の大きさとママの状態
妊娠4週の胎嚢の大きさとママの状態では、胎嚢はまだ小さくエコーで確認できないことが多くありますが、1日0.9mm、1週間で7mmほどの大きさになります。妊娠4週目は通常次の月経予定日にあたる時期で、まだ妊娠していることに気が付かない人もいます。乳房に張りや痛みを感じる人もいるでしょう。
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