流産の種類は?確率は?週数、年齢との関係性について!

【医師監修】妊娠がわかると、喜びを感じると同時に心配になるのは流産のこと。どのような種類の流産があるのか、どれくらいの確率で流産が起こってしまうのか、気になりますよね。今回は流産の確率だけでなく、流産の種類や週数、年齢との関係性まで細かく紹介していきます。

専門家監修 | 産婦人科医 カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています...
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています。よろしくお願いいたします。

目次

  1. 流産は状態によって種類が分けられる
  2. 症状によって種類が分けられる流産
  3. 流産の進み具合によって種類分けされるもの
  4. 流産の時期によって種類分けされる「化学流産」
  5. 切迫流産には妊娠継続の可能性も
  6. 流産の確率は週数によって変わる?
  7. 年齢と流産の確率は関係がある?
  8. 流産の原因は種類によって違う?
  9. さまざまな流産に不安になりすぎないで

流産は状態によって種類が分けられる

妊娠が判明したにもかかわらず、妊娠22週より前に妊娠が終わってしまうことを流産と言います。妊娠12週までを初期または早期流産、それ以降は後期流産と言われています。妊娠22週を過ぎた場合は流産ではなく、早産と呼ばれるのが一般的です。流産は週数だけでなく状態によっても種類が分けられるので、そちらも見ていきましょう。(※1)

原因によって種類わけされる「人工流産」と「自然流産」

流産は「人工流産」と「自然流産」の2つに分けられます。人工流産とは、人工的に妊娠を終わらせる「人工妊娠中絶」のことです。それに対して自然流産とは、何らかの理由で自然と妊娠が終わってしまう、人工流産以外すべての流産のことを言います。

自然流産でも手術が必要なケースもあります。人工妊娠中絶の手術費用は治療に当たらないため全額自己負担となり、数十万円の費用がかかってしまうこともあるようです。

(人工流産や人工妊娠中絶については、以下の記事も参考にしてみてください。)

中絶の期間はいつからいつまで?時期別の手術内容や費用、リスクは?
【妊娠初期の中絶】手術の流れ・費用や注意点は?痛みは?実体験も!

症状によって種類が分けられる流産

自然流産に至る過程は人によってさまざまです。自然流産は、稽留流産と進行流産の2種類に分けられます。それぞれどんな症状なのか、手術の有無や費用についても詳しく見ていきましょう。

稽留流産

稽留流産とは、妊娠初期に赤ちゃんが胎内で亡くなってしまい、そのまま胎内にとどまっている状態のこと。出血などの自覚症状はほとんどなく、超音波検査で胎児の心音が確認できないことで発覚します。稽留流産が認められた場合、その後は自然と進行流産に移行していくケースがほとんどです。

赤ちゃんが自然に排出されるのを待つか、その前に手術をするかは病院の方針によるため、担当医と相談をして決めるようにしましょう。通常妊娠に関する費用は実費ですが、稽留流産で手術する場合の費用は健康保険適用内です。また、民間の医療保険に加入している場合は給付金の対象になる場合も。加入している保険会社に確認してみましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

稽留流産は自然に胎嚢流れない場合が多く、そのまま放っておくと出血など母体に悪影響を及ぼします。
ですので、産婦人科専門医の指示のもと、場合によっては適切に子宮内容除去術の手術を受ける必要があります。
この場合の子宮内容除去術は、手技的にはいわゆる人工妊娠中絶と同じ手術内容になります。

(稽留流産については、以下の記事も参考にしてみてください。)

稽留流産とは?手術は必要?出血や基礎体温に現れる症状について
稽留流産が原因でつわりがなくなる?兆候は体の変化に現れる?

進行流産

進行流産とはすでに流産が進行している状態のこと。子宮頚管が開いていて、胎児の心拍が確認できない、もしくはすでに胎児が胎内に存在しない場合は進行流産と診断されます。進行流産は出血を伴い、子宮内膜などがはがれ落ちる際には腹痛が発生するなどの自覚症状が現れることも。手術が必要かどうかは、流産の進行状況によって判断されます。

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