バルトリン腺嚢胞とは？原因・症状は？治療法や自然治癒・手術の確率について詳しく解説

軽度の場合は抗生物質の投与という治療法です。外科的な手術などの必要はなく、抗生物質を服用するだけですむことがあります。早期の段階で気づきバルトリン腺炎と診断されれば、多くの場合抗生物質の投与で経過を見ていきます。

痛みや熱が出てバルトリン腺嚢胞と診断されれば、外科的治療法になります。そのひとつが、しこりにたまった膿を注射針で抜き取るという治療法です。針を刺した部分は自然と閉じてしまう場合があるので、膿が残ってしまい症状が再発することもあります。

バルトリン腺嚢胞が重症化し膿瘍と診断された場合、切開手術を行う確率が高くなります。痛みが強く急いで膿を排出しなければいけないなど、重症化した場合の治療法です。局所麻酔で行う手術のため、入院の必要はありません。

膿瘍部分が自然に閉じて膿が内部で溜まらないように、皮膚を切開することで膿は持続的に排出されるため症状が治まる確率が高くなります。患部を切開した箇所は症状が治まるとともに、見た目でわからないくらい自然に治っていきます。

切開手術同様、重症化し膿瘍と診断された場合や、治療しても繰り返し症状が出てしまう場合の治療法がレーザー手術です。膿が詰まってしまわないように、バルトリン腺入り口の近くに、別の入り口をレーザーで開けるという手術になります。バルトリン腺の機能を残すことができますが、条件がありますので担当医と相談が必要です。

バルトリン腺炎は自然に治ることはほとんどありません。放っておくと症状が進み、しこりが大きくなり痛みが出たりします。漢方を飲んで自然に症状が治まったと言う人もいますが、安易に考えず病院で診てもらいましょう。

そもそもバルトリン腺炎は、バルトリン腺から細菌が入り感染していることが原因です。原因である細菌をきちんと排出しなければ、症状が治まることはあっても、何度も繰り返してしまいます。バルトリン腺炎を放置すれば重症化し嚢胞や膿瘍になり、外科的手術が必要になります。

自然治癒に至った人もいますが、自然治癒することはあまり期待できないでしょう。必ず病院で診察してもらうことをおすすめします。早期ならすぐに手術という診断にはなりません。抗生物質の投与だけの治療で完治することもあります。自己診断せず医師にきちんと相談することをおすすめします。

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バルトリン腺炎が悪化しないための予防法は、バルトリン腺炎に気づいたらすぐに病院に行き、早期に治療法を相談することです。バルトリン腺炎は細菌感染でバルトリン腺が炎症を起こしています。膿がたまる前に炎症を抑えることが大切です。バルトリン腺炎を放置してしこりになれば、痛みが出て外科的手術が必要になる可能性があります。

まずはデリケートゾーンを清潔に保ち、細菌感染しないように気をつけましょう。デリケートゾーンは前から後ろに向かって拭くこと、生理用品はこまめに交換すること、性交後はシャワーを浴びるなどして陰部を清潔に保つことが大切です。これらがバルトリン腺から細菌の侵入を予防する方法です。


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バルトリン腺嚢胞ができた人は、病院に行ったのでしょうか？病院でどのような診断を受けたのか、またどのような治療法だったのか、いろいろな人の体験談を紹介します。病院に行かずに症状が治まった人もいるようです。体験談を参考にしてください。