妊婦は氷を食べたくなる?妊娠中の『氷食症』の原因は?胎児への影響も!

妊娠をすると氷を食べてしまうことがやみつきになるママが多くなっています。ママたちが悩んでいる氷食症(ひょうしょくしょう)の症状と妊婦さんや胎児への影響などを紹介していきます。妊婦さんが氷食症にならないためにできる予防法や、どうしても氷を食べることが我慢できない時の対処法なども紹介しています。

目次

  1. 妊婦さんは氷が食べたくなるって本当?
  2. 妊娠中氷を食べたくて仕方ない…。『氷食症』の原因とは?
  3. 妊婦さんの氷食症の症状とは?
  4. 氷の食べ過ぎは妊婦さん・胎児に悪影響?
  5. 妊婦さんが氷食症にならないためにできる予防法
  6. 氷食症の妊婦さんが氷を我慢できない時の対処法
  7. 妊婦さんの氷の食べ過ぎは気を付けよう!

妊婦さんは氷が食べたくなるって本当?

「妊娠中は氷が食べたくて仕方なかった」という妊婦さんは多いといわれています。実際、本当に氷を食べることをやめられなくなってしまうのでしょうか?妊婦さんの体験談をもとに紹介していきます。

妊娠14週ママ

20代

妊婦になってから味のあるものが気持ち悪くて飲めなくなり、お茶も無理だったので氷を食べるようになりました。氷は無味なので口に入れても気持ち悪くなかったので、水分補給は氷を食べて取っていました。カロリーもゼロなので体重増加もなく安心して食べてました。

妊婦さんの中には、妊娠初期のつわり中に氷を食べるようになってしまったママが多いようです。つわり中は、味やニオイに敏感に反応してしまう場合があります。氷は無味無臭なので、つわり中でも食べられることが一番の原因になります。氷にカロリーはありませんが、妊娠中の食べ過ぎは身体を冷やし、いろんな悪影響が体にでるので注意が必要です。

妊娠30週ママ

30代

妊娠中は常に微熱が続いて身体がだるくて仕方なかったので、体温を下げれるかと思って氷を食べていました。実際氷を口に含んでいると身体がひんやりして気持ちよかったので、氷がないと落ち着かず止められなくなりました。

妊娠すると体のホルモンバランスが変化するため体温が上がります。そのために身体が火照りやすく、だるくなるなどの症状が現れるのです。冷たい氷を食べて、身体の火照りを和らげようとするのが原因の1つになっています。

妊娠28週ママ

10代

妊娠前は甘いものをあまり食べる方ではなかったのに、妊娠した途端味覚が変わりアイスが大好物に。特にアイスの中でもガリガリ君が気に入って、あのガリガリとした食感がやみつきになりました。

妊娠すると味の好みが変わり、甘いものを好きになるママもいます。そのために氷菓やかき氷など甘味があるものがやめられなくなってしまう場合があるのです。氷菓やかき氷はカロリーのない氷と違って、糖分やカロリーがあります。食べ過ぎによる体重増加、糖分の摂りすぎで尿糖が出ないよう注意しましょう。

妊娠35週ママ

30代

妊婦になってから朝起きてから寝るまでとにかく氷を食べていないと落ち着かず中毒症状のようになっていました。平日は仕事をしていたこともあり、氷が食べたい衝動が抑えられず近くのコンビニに氷を買いに行ってたほどです。あの時の行動は異常なほどでした。

妊娠中に氷を食べたくなるママの中には、常時氷がないと不安になったり、落ち着かないなど禁断症状が出るようです。

0歳児ママ

20代

妊娠後期が暑い夏の季節で、暑さをしのごうと氷を食べていました。100均で製氷皿を大量買いし、冷凍庫の中には常にストックしてなくならないようにしていました。1日に多いときで製氷皿2~3皿くらい食べていたと思います。

妊娠中が夏だったために気温が高く、暑さを紛らわせるために氷を食べたくなることが原因の1つとなっています。妊娠中でも「氷を食べてはいけない」というわけではありません。ただくれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

妊娠中氷を食べたくて仕方ない…。『氷食症』の原因とは?

妊娠すると氷を無性に食べたくなり、1度食べると癖になる「氷食症」のママが多くなっています。氷食症(ひょうしょくしょう)かどうかを判断するには、製氷皿に作った氷を1日のうちどのくらい食べているかチェックしてみましょう。

もし1皿以上食べている場合は、氷食症の可能性があります。栄養のない氷を1日に大量摂取する氷食症は、「異食症(いしょくしょう」の1つだとも言われています。異食症とは、栄養価のないものを無性に食べたくなる症状のことです。

どうして妊娠すると、氷ばかりを食べてしまうのでしょうか。ここでは氷食症となる原因を紹介していきます。

鉄欠乏性貧血

氷食症は、鉄欠乏性貧血が原因の1つだと考えられていますが、医学的根拠はまだ解明されていません。鉄欠乏性貧血が原因で季節に関係なく、氷を食べたい衝動に負けてしまうママがいるようです。

妊娠するとママの栄養は赤ちゃんに送られるので、ママの身体は鉄分が不足しやすい状態になります。鉄分が不足すると、自律神経が乱れて体温調節ができなくなり、人間は身体を冷やそうとします。

そのため貧血が原因で氷食症になっているママは、鉄分の多い食事を心がけ貧血を治しましょう。

(妊婦さんの貧血については以下の記事も参考にしてみてください)

【助産師監修】妊婦の貧血!妊娠中でも対策できる?胎児への影響は?

強迫神経症

妊娠中の精神的ストレスが、氷を大量に食べてしまうという行動を起こす原因と考えられます。これは「氷を食べる」行動にこだわってしまう強迫神経症だと言われています。強迫神経症は精神疾患の一種で、1つのことにこだわって何度も同じことを繰り返す病気です(※1)。今まで精神疾患になったことがなくても、妊娠が原因で発症するママもいます。

妊娠して強いストレスを毎日感じているママは、産婦人科医に相談して必要であれば心療内科を受診しましょう。

(妊娠中のストレスについては以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠中に妻が旦那に言われたくない言葉20こ!何気ない一言がストレスに!

妊婦さんの氷食症の症状とは?

氷食症の症状には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは妊婦さんに現れる症状を紹介します。氷を食べる以外の症状に悩んでいる場合は、注意しましょう。

血行不良から起こる身体の冷え

氷食症は冷たい氷を頻繁に摂取することで、身体の体温が下がり、常に身体が冷えた状態となってしまいます。そのため血液循環が悪くなると身体の隅々まで血液が行きわたらなくなる症状が出ます。冷えの他にも肩こりやむくみ、腰痛などさまざまな症状も現れてくるでしょう。

貧血の症状が現れる

氷食症は鉄分不足が原因と紹介しましたが、鉄分不足は貧血を引き起こします。氷食症だと気付かずに氷を大量に食べ続けていると、貧血が悪化する恐れがあるので注意が必要です。貧血になると身体全体に血液がうまく行きわたらなくなります。血液が行きわたらなくなると身体的症状としては顔色が悪い、めまいや息切れを引き起こす場合もあります。


身体の疲れもなかなか回復しなくなるので、疲労が溜まり疲れやすくなるでしょう。また貧血によって食欲がなくなるママもいるので、お腹の赤ちゃんに栄養が回らなくなってしまうのです。栄養不足によって肌荒れがしたり、爪が反り返るといった症状も現れてしまいます。

貧血がひどくなると呼吸困難になったり、意識がなくなり倒れてしまうこともあるので注意しましょう。

体重増加

氷はカロリーゼロですが、体重が増えないとは言い切れません。妊娠中は1日2L程度の水分補給が必要とされています。普通の水であれば問題ありませんが、氷は別です。氷をたくさん食べることで身体が冷えてしまい、胃などの消化器系の働きが悪くなります。その結果、新陳代謝が悪くなり痩せにくい身体となるため、体重増加に繋がってしまいます。

産後の回復や母乳への影響

氷食症になると産後の身体戻りが遅れたり、母乳がなかなか出ないなどの影響があります。妊娠中から氷食症だと出産後、やめようと思ってもすぐには氷を手放せません。産後も氷食症が続くと血行不良も改善されず、母乳が出にくくなってしまいます。

赤ちゃんに必要なママの母乳は血液を原料としているため、氷食症をやめて鉄欠乏症貧血を改善していくことが必要です。

また出血を伴う出産時には、貧血の恐れがある氷食症のママだと輸血が必要になることもあるので気を付けましょう。

(産後については以下の記事も参考にしてみてください)

産後太りの解消法は?おすすめダイエット11選!お腹・下半身など痩せたい部位に効く!

氷の食べ過ぎは妊婦さん・胎児に悪影響?

妊娠中に氷を食べ過ぎると、どのような影響があるのでしょうか。ここでは氷の食べ過ぎによる妊婦さんの身体への影響、お腹の胎児への影響をそれぞれ紹介します。

氷の食べ過ぎによる妊婦さんへの影響

氷の食べ過ぎは、身体を冷やす原因となります。身体を冷やしすぎると血流が悪くなることで、つわりが悪化したり、下痢や便秘になりやすくなります。その他にもお腹が張りやすくなったり、身体がむくみやすくなったりとさまざまな影響が現れるでしょう。また氷の食べ過ぎによる身体の冷えは、早産や流産の危険性が高まるので注意が必要です。

氷の食べ過ぎによる胎児への影響

氷の食べ過ぎでママの貧血が悪化すると、赤ちゃんにうまく栄養が送られないため、発育の遅れや低体重になる可能性が高くなるでしょう。

その他にもママが氷を食べ過ぎることで身体が冷えて体温が低下し、同時にお腹の赤ちゃんの体温も低下していきます。赤ちゃんは体温を上げようと、身体に胎脂と呼ばれているクリーム状の脂肪を正常時よりも多く蓄えてしまいます。その結果、赤ちゃんが逆子になり、難産になるなどの影響が出るので注意が必要となるでしょう。

(貧血による胎児への影響については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠後期や臨月は貧血になりやすい?症状は?胎児への影響・対策法など詳しく解説

妊婦さんが氷食症にならないためにできる予防法

妊婦さんがなりやすい氷食症ですが、氷食症にならないための予防法はいくつかあります。氷食症になると、お腹の赤ちゃんも母体にも悪い影響を与えてしまいます。妊娠中にさまざまな問題を抱えないで済むように、氷食症の予防法をできる範囲で試しておきましょう。

バランスの取れた食事を摂る

氷食症は、鉄欠乏性貧血が原因だと言われているので、食事に鉄分の多い食材を意識して摂ることが予防に繋がります。鉄分の多い食材にはレバーやほうれん草、あさりなどの食材があります。また鉄分を多く摂ればいいという訳ではありません。鉄の吸収を助ける栄養素であるたんぱく質やビタミンCもバランスよく一緒に摂取することが大切です。

バランスの取れた食事を1日3食しっかり食べて、貧血を改善し氷食症を予防しましょう。しかし妊婦さんの中には、つわりでなかなか食事を摂れないというママもいます。鉄分やビタミンCはサプリメントからも摂取できるので、サプリメントからも栄養を補うといいでしょう。

(妊婦さんの鉄分補給については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の「鉄分」補給!不足しない取り方は?食事やサプリで貧血対策!

生活習慣を整える

氷食症は、生活習慣を見直すだけでも予防法になります。氷食症の原因でもある貧血は、悪い生活習慣によっても身体の血液循環が悪くなるからです。そのため今の生活習慣を見直し、適度な運動や十分な睡眠時間を取るようにすることで予防ができます。

運動が苦手なママは、散歩しながらのウォーキング、家ではストレッチなど簡単な運動でも血流が良くなるので、おすすめです。でも貧血がひどいママは、長時間のウォーキングは貧血で倒れる心配があるため無理のない程度で進めていきましょう。

ストレスを溜めない

氷食症はストレスが原因で発症するママも多いので、ストレスを溜めないことも予防に繋がります。妊娠中は出産や育児への不安など、さまざまなことが重くのしかかり、気付かないうちにストレスを抱えてしまっています。ストレスを解消するためにも、趣味を見つけたり友達とのショッピングなどを楽しみましょう。

氷食症の妊婦さんが氷を我慢できない時の対処法

氷食症になっても、すぐに氷を食べることを止めるのは難しいですよね。今までやっていたことが急にできなくなると、ストレスになります。ここでは、どうしても氷を我慢できなくなったときの対処法を紹介します。なかなか氷を手放すことができないママは、試してみましょう。

食べ方の工夫をする

氷を我慢できないときは食べ方の工夫をして、できる限り食べる量を減らすようにしましょう。氷を口の中に含んだ後は、舐めることで時間をかけ氷の量を減らすことができます。氷を噛んで砕いてしまうと、次から次へと食べてしまうので注意しましょう。

違うことをして気を紛らわす

氷が食べたくて仕方なくなったら、違うことで気を紛らわしましょう。音楽を聴いたり、テレビを見たり、趣味に没頭して好きなことに集中しましょう。そうすることで、氷を食べたい気持ちも忘れることができます。

他の食べ物で代用する

氷食症の人には、氷そのものと言うよりも氷のガリガリ感が好きで止められないというママもいます。そのため氷のガリガリ感に感触が似た食材を見つけて代用することをおすすめします。しかし同じものを食べすぎることは良い事ではないので、代用品でも食べすぎには注意しましょう。

鉄分を摂取する

氷を食べることが我慢できないのは貧血が原因であることが多いため、鉄分が含まれた食材を摂取しましょう。1日に必要な鉄分をしっかり取り続けることで、貧血も改善され氷を食べたいという欲求も治まってきます。

医師に相談

さまざまな対処法を実行しても我慢できずに製氷皿の氷を1皿以上食べてしまうようなら、医師に相談してみましょう。病院なら氷食症の原因が貧血かストレスか、それとも他の原因か調べることができます。病院ならしっかりとした治療法を教えてもらえるので、氷を食べたい衝動も解消されるでしょう。

妊婦さんの氷の食べ過ぎは気を付けよう!

妊婦さんの氷食症について紹介しました。いかがでしたでしょうか。氷食症はママだけでなく、胎児に影響する場合もあります。妊娠中は氷食症になりやすいので、鉄分を摂取して貧血を改善し、ストレスを溜めないなど自分に合った予防法や対処法を試してみましょう。

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