妊娠初期に足の付け根が痛い原因は？解消法は？妊婦はどんな痛みを感じる？

かかりつけの整形外科があるのなら、整形外科に相談してみるのも良いでしょう。妊娠すると関節や靭帯に変化が起きます。しかし、妊娠前の怪我などが痛みに影響している場合もあります。整形外科であれば、それらの影響も踏まえて判断してもらえるのです。

整形外科で診察を受ける場合には、必ず妊娠していることを申告するようにしましょう。妊娠中は安易なレントゲン撮影を控えたり、使用する薬を考慮する必要があるからです。妊婦であることを考慮した対処法を選択してもらう必要があります。

足の付け根に痛みやだるいなどの違和感を感じることは、妊娠初期の妊婦さんによく起こる症状です。妊娠初期に足の付け根が痛いと感じた場合の注意点もあります。足の付け根の痛みは「鼠径ヘルニア」の可能性もあるのです。

鼠径ヘルニアは、足の付け根の「鼠蹊部」という場所に起こります。腸が腹膜を超えて皮膚の方まで飛び出してしまうという病気です。妊婦さんの場合、胎児が大きくなったり、子宮が大きくなる影響で腹圧が高まり、鼠径ヘルニアを発症してしまう場合があるのです（※3）。

鼠径ヘルニアになってしまった場合、残念ながら手術をしない限りは治ることはありません（※3）。皮膚の方に飛び出した腸の血流が悪くなってしまい、手術が必要になるのです。その場合は、強い痛みをともなうこともあるでしょう。

妊娠中は腹圧の影響で鼠径ヘルニアになりやすいです。足の付け根の痛みが酷かったり、付け根が盛り上がっているように感じた場合は、鼠径ヘルニアの可能性もあります。早めに医療機関に相談した方が良いでしょう。

足の付け根の痛みの原因を探ったり、色々と対処法を試した先輩ママもいるかもしれません。ここからは妊娠初期の足の付け根の痛みに悩まされた先輩ママたちの体験談を紹介します。

整体やマッサージに通って、痛みが改善した妊婦さんもいます。足の付け根の痛みは骨盤のゆがみやリンパのつまりが原因という場合もあります。妊娠前に骨盤のケアをしておくのも、予防策として良いかもしれませんね。

毎回妊娠時に足の付け根が痛くなる先輩ママもいます。何度か出産を経験している場合は、出産が終われば自然に治るから仕方ないと思えるかもしれませんね。