双子を妊娠する確率は?作り方、産み分け方法はある?双子とわかる時期は?

【医師監修】双子に憧れるママは少なくないでしょう。実際、双子を妊娠する確率はどれくらいでしょうか。双子の作り方、産み分け方はあるのでしょうか。双子とわかる時期、また双子のリスクについても先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて説明します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 双子が欲しい!作り方、産み分ける方法はある?
  2. そもそも双子とは?
  3. 双子を妊娠しやすくする食べものは?
  4. 双子を自然に妊娠する確率は?
  5. 双子を妊娠しやすい人の特徴
  6. 双子の妊娠はいつわかる?時期は?
  7. 双子の妊娠はリスクもある!
  8. 双子の妊娠する確率は低い…

妊娠初期に行う超音波検査で双子だと発覚する人が多いです。ただし、一卵性双生児と二卵性双生児では、双子だとわかる時期に差があります。一卵性双生児より二卵性双生児の方が、一般的には双子だとわかるのが早いといわれています。

二卵性双生児はもともと2つの卵子から成長した赤ちゃんであるため、超音波検査で赤ちゃんが入っている胎嚢(たいのう)という袋が2つあることでわかります(※6)。胎嚢が確認できるのは、妊娠5週目くらいといわれていますよ。

一卵性双生児の場合は、1つの卵子から細胞分裂により2人の赤ちゃんになるため、一卵性双生児よりも遅い妊娠6~7週頃といわれています。(※6)

双子ママ

30代前半

私が双子だと医師から知らされたのは、2回目の妊婦検診のときでした。先生がずっとエコーを見ながらうなっているので何かと思ったら、そこで初めて双子だということがわかりました。双子だといわれて嬉(うれ)しい気持ちよりも不安な気持ちの方が強かったです。

双子だとわかるのは2回目くらいの検診が多いといわれています。そのため、妊娠がわかった最初は双子だとは気づかない人も多いでしょう。

妊娠検査薬

双子を妊娠した場合、ごく稀ではありますが妊娠しているにもかかわらず、妊娠検査薬の結果が陰性となることがあります。これは、妊娠した場合に女性の体内から分泌されるhCGというホルモンの分泌量が関係しています。

通常、1人の子供を妊娠している時よりも双子を妊娠している時の方が、hCGの分泌量が増えるといわれています。妊娠検査薬はこのhCGホルモンの濃度によって妊娠を判定するものですのが、基準値以上の数値が出た場合は陰性と判断されることがあります。

増田陽子

内科医

妊娠検査薬は妊娠しているかどうかの目安であり、実際に妊娠しているかどうかは病院でしか分かりません。ですので、妊娠した可能性がある場合には、病院へ行ってみましょう。

(双子の妊娠検査薬の反応については以下の記事も参考にしてください)

双子の妊娠検査薬の反応は?陰性になる?陽性が出なくても妊娠している確率などを解説!

双子の妊娠はリスクもある!

「双子の赤ちゃんが欲しい!」と双子に憧れを抱く人も多いですが、双子を妊娠することは非常に多くのリスクがあることを知っていますか?双子の赤ちゃんや子供を見ているととても微笑(ほほえ)ましいですが、出産にいたるまであらゆるリスクを乗り越える必要があります。双子を妊娠、出産する場合のリスクについて紹介していきます。

双子を妊娠するリスク【妊娠高血圧症候群】

双子を妊娠すると妊娠高血圧症候群になりやすいといわれています。妊娠高血圧症候群とは、高血圧になったり、体がむくみがちであるなどの症状が出ます。また、尿蛋白(タンパク)に異常が出ることもあります。双子だから症状が出るというわけではなく、通常の妊娠でも起こりうる症状です。(※7)

ただ、双子などの多胎妊娠の方が妊娠高血圧症候群になる確率が高いとわれています。

双子を妊娠するリスク【貧血】

双子などの多胎妊娠ではなく、単胎妊娠の場合でも妊婦は貧血になりやすいといわれていますね。双子の場合は、さらに貧血のリスクがあがります。双子の妊娠がわかった場合は、貧血になりやすいことを意識して栄養をしっかり摂るようにしましょう。

増田陽子

内科医

双子ですので、通常の2倍の血液が必要になります。ですので、元々貧血気味の方はさらに貧血が進んでしまう場合が多いです。

双子を妊娠するリスク【流産、早産】

双子を妊娠した場合、通常の妊娠よりも流産や早産の可能性が高いといわれています。通常の妊娠では母親の子宮の中でゆっくりと胎児は成長していきます。胎児の成長に合わせて子宮が大きくなっていくものです。

しかし、双子を妊娠した場合は一度に2人の胎児が成長するため、子宮が大きくなりすぎてしまうことがあります。子宮が大きくなり過ぎると、本来のお産の時期よりも早い段階で子宮収縮が起きてしまい、流産や早産になる可能性が高くなります。(※7)

妊娠中はなにかと不安に感じることが多いですが、双子の場合はいつ何が起こるかわからないため、出産するまで不安を持ち続ける人も多いです。

3児のママ

30代前半

妊娠してからいつごろ双子と知らされたのかは覚えていませんが、1人目にくらべるとつわりやむくみがひどかったのを覚えています。医者にはさまざまなリスクがあると言われましたが、結果として切迫早産になりました。出産まで2カ月の入院を経て産まれた双子はやっぱりかわいいです。

産後4カ月

20代後半

双子を妊娠したときに、先生から早産や難産の確率が高いと知らされてビクビクしてました。ほかにもリスク説明は地獄のようでした。いつ産まれてくるのかと最後までビクついてましたが、出産前に管理入院したくらいで無事に産まれてきてくれました。