双子を妊娠する確率は?作り方、産み分け方法はある?双子とわかる時期は?

【医師監修】双子に憧れるママは少なくないでしょう。実際、双子を妊娠する確率はどれくらいでしょうか。双子の作り方、産み分け方はあるのでしょうか。双子とわかる時期、また双子のリスクについても先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて説明します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 双子が欲しい!作り方、産み分ける方法はある?
  2. そもそも双子とは?
  3. 双子を妊娠しやすくする食べものは?
  4. 双子を自然に妊娠する確率は?
  5. 双子を妊娠しやすい人の特徴
  6. 双子の妊娠はいつわかる?時期は?
  7. 双子の妊娠はリスクもある!
  8. 双子の妊娠する確率は低い…

流産、早産の可能性が双子の妊娠ではとても多いです。お腹の中に2人の赤ちゃんがいるため、すぐに子宮がせまくなってしまうことも原因のひとつです。出産前の数カ月を病院で管理入院することが多いですよ。

(自然流産の原因については以下の記事も参考にしてください)

自然流産にいたる原因とは?症状・兆候に気づかない?流産後の妊娠についても解説

双子を妊娠するリスク【難産】

双子を妊娠するリスクとして、難産の可能性も高くなります。双子の場合は通常よりも子宮が大きくなるため、子宮壁が伸びやすいといわれています。子宮壁が伸びることによって、陣痛が弱くなる微弱陣痛や出産後に子宮からの出血が止まらない弛緩出血の症状が起こりやすくなります。

3児の母

30代後半

双子を妊娠中です。毎日が不安で、そのせいかお腹の張りや体調不良が目立ってしまって…1人目のときはつわりがひどく早産でした。なので、今妊娠している双子も早産になる確率が高いようで心配です。双子だと思っていなかったのでお金の面でも不安がありすぎて…

双子を妊娠したことはパパとママにとってうれしいことですが、子供にかかるお金のことで悩むパパ、ママも多いようです。また、出産後の育児だけでなく、双子の出産は難産から帝王切開になる可能性も高いでしょう。妊娠、出産の段階でも、双子を妊娠している場合は何かとお金がかかることが多いでしょう。

(双子でも自然分娩ができるかついては以下の記事も参考にしてください)

双子でも自然分娩ができる!条件は?出産費用や、帝王切開の方が安全な理由も!

双子を妊娠するリスク【妊娠糖尿病】

双子を妊娠するリスクとして、妊娠糖尿病があげられます(※7)。妊娠糖尿病は、妊娠中にはじめて糖代謝異常が見られた場合に使われる病名です。妊娠前から糖尿病の症状が出ている人には使われません。

通常の妊娠でも糖代謝異常の症状が出る場合もありますが、双子などの多胎妊娠の場合は糖代謝異常が出る確率があがるといわれています。親族に糖尿病患者がいるなど、遺伝的に糖尿病になりやすい人は注意した方がいいでしょう。

双子を妊娠するリスク【双胎間輸血症候群】

双子を妊娠した場合、双胎間輸血症候群になる確率が高いといわれています。双子の場合は、胎盤を共有している一絨毛膜(じゅうもうまく)双胎と、胎盤が分かれている二絨毛膜双胎があります。このうち、双胎間輸血症候群のリスクがあるのは胎盤を共有している一絨毛膜双胎の場合です。

1つの胎盤を2人の胎児が共有しているため、同じように血液が循環されません。どちらか一方の胎児は血液過多になり、もう一方の胎児は血液不足により貧血となります。すると、さまざまな合併症を起こしやすくなり、機能不全により胎児が死亡するケースもあるでしょう。(※7)

双子の妊娠では双胎間輸血症候群になる可能性が高く、あらかじめ妊娠中期から管理入院をするケースが多いようです。

2児のママ

20代後半

双子を妊娠しているとわかってから、突然医師にさまざまなリスクがあることを説明されました。その後は、いつ双胎間輸血症候群になるかわからないので定期的にチェックするのですが、妊婦検診が不安でしかたありませんでした。しかも、出産は大きな病院でと言われ気分はどん底です…

産後2ヶ月

20代後半

双子を妊娠するリスクについては医師からいろいろ説明されましたが、私の場合は双胎間輸血症候群だとわかりレーザー治療を行いました。レーザー治療はまだまだ症例が少ない治療法なので心配でしたが、なんとか持ちこたえ37週で帝王切開しました。

双胎間輸血症候群の原因となっている血管をレーザーで焼くことで治療する方法ですが、2002年から日本国内でも行われています。比較的新しい治療といえるでしょう(※7)。

双子を妊娠するリスク【低出生体重児、早産児】

双子の場合は早産になることが多く、低出生体重児や早産児の可能性が高くなります。早産や低出生体重児は臓器の発達が未熟であったり生まれつき免疫力が弱かったりするため、産まれてすぐに感染症や合併症にかかりやすいといわれています。早産児や低出生体重児の場合は、回復治療室や新生児集中治療室などに入ることが多いようです。

2歳双子のママ

30代前半

一卵性の双子でした。まさか双子だとは思っていなかったので、いつもどおり過ごしていました。妊婦検診の2回目で発覚した時には本当に驚きましたね。リスク説明を聞いてからはいつ何が起こるかわからないと自分に必死に言い聞かせました。早産でしたが落ち込んでいる暇はなかったです。

早産児の場合は感染症や合併症のリスクが高いため、パパやママが常に気を付けていないといけません。たとえ、気を付けていたとしても感染症にかかってしまうことはあるため、双子の場合は病院に通うことも自然と多くなります。

双子の妊娠する確率は低い…