よだれつわりはいつまで続く?原因は?唾液過多の対策を場面別に紹介!

【医師監修】よだれつわり、唾液過多って、知っていますか?あまり知られていないため、独りで苦しんでいる妊婦さんもいるでしょう。改めてよだれつわりはいつまで続く?原因は?また外出中、仕事中、寝る時のケース別対策を先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて紹介します。

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Contents
目次
  1. よだれつわりとは?唾液過多症?
  2. よだれつわりで唾液が止まらない時の場面別の対策
  3. 唾液過多を抑える食べ物
  4. よだれつわりはいつまで続く?
  5. よだれつわりの体験談!
  6. よだれつわりの対処法を知ろう!

【仕事中】つわりに効くツボ「内関」を押す

仕事中のよだれつわりの対処法として、つわりに効くツボ「内関(ないかん)」を押すこともおすすめです。「内関」は消化器系の不調に効くといわれています。吐き気や二日酔いにも効果が期待できます。よだれつわりの不快感の解消にも良いといわれています。

内関の場所は、手のひらを上に向けて見える、手首のシワの中央辺りから体側へ指3本分すすんだところです。腕の筋のあいだに指を差し込むイメージで押すと気持ちが良く、効果的といわれています。

【仕事中】つわりに効くツボ「中泉(ちゅうせん)」を押す

仕事中、つわりに効くツボの「中泉(ちゅうせん)」を押すと、よだれつわりにも効くといわれています。よだれつわりの原因のひとつといわれる自律神経の乱れが整えられるからです。

ツボの場所は、手のひらを下に向け、中指と人差し指の骨を反対の手で手首の方へなぞり、手首のシワと交わる部分です。親指で30回押すと良いといわれていますよ。

ツボ押しは簡単にできて気持ちが良いですが、素人では力の加減や正確なツボの場所もわかりづらいこともあります。妊娠中は心身の状態が普段とは違いますので、整体師や担当の医師に相談の上で行うとより安心です。

(つわりに効果的なツボについては以下の記事も参考にしてください)

【図解】つわりに効果的なツボ9選!症状別に効くツボと押し方を解説

【寝る時】タオルを敷き、口にあてる

寝る時のよだれつわり対策は、タオルを敷き、口にあてることです。シンプルな対処法ですが、布団や枕がよだれで汚れることがないので安心感がうまれます。口から溢れる唾液で眠れない場合は、強いストレスになり、気持ちも疲れてしまいます。タオルをあてるだけでなく、くわえると眠りやすかったという妊婦さんもいますので、参考にしてください。

また、吐き出したくて目が覚めてしまう妊婦さんは、エチケット袋やペットボトルを枕元に置いておくこともおすすめです。吐き出すために何度も起き上がるのは苦痛ですよね。横になりながら吐き出し、少しでも睡眠をとれるよう、手の届く範囲に用意しておきましょう。

症状がひどい時は医師に相談する

よだれつわりの対処法として、つわりだからと我慢せず、症状がひどい時は医師に相談することが大切です。妊娠初期から大量によだれが出続ける唾液過多の場合、脱水症状の心配も出てきます。妊娠中は普段より水分が必要なので、よだれが出る分だけ体から水分が出ています。水分補給に心がけましょう。特に、体重や尿の回数が減ってきた場合は注意が必要です。

医師に相談すると、「六君子湯(りっくんしとう)」や「小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)」など、よだれつわりや唾液過多にも効くといわれている漢方が処方される場合もあります。相談してアドバイスをもらえるだけでも気持ちが軽くなることもあります。1人で我慢してストレスを抱え込み過ぎないようにしましょう。

リエ先生

産婦人科医

よだれつわりで、唾液を出している場合、思っている以上に体内の水分を排出しています。辛いとは思いますが、水分補給もこまめにするようにしましょう。

唾液過多を抑える食べ物

妊娠初期からの唾液過多やよだれつわりによって、憂鬱な気持ちのまま、ひたすら耐えて過ごす妊婦さんも多くいます。不快感から食欲も落ちてしまいがちですが、食べ物で少しでも症状が改善できれば嬉(うれ)しいですよね。唾液過多を抑える食べ物を紹介します。参考にしてみてください。

ビタミンB6の多い食べ物

唾液過多を抑えるには、ビタミンB6の多い食べ物がおすすめです。唾液過多の原因のひとつに、ストレスによる自律神経の乱れがあると考えられています。ビタミンB6は、ストレスホルモンを抑える「セロトニン」を増やすのに必要不可欠なビタミンです。セロトニンが増えると情緒が安定するともいわれています。ストレスによる唾液過多を抑えることも期待できます。

ビタミンB6の多い食べ物は、野菜や果物であれば、にんにくや生姜、とうもろこし、バナナです。マグロやカツオ、サンマなどの赤身の魚にも多く含まれ、鶏肉や牛の赤身肉もおすすめです。おいしいと感じられる食事はリラックスできて精神的にも良いでしょう。ビタミンB6の多い食べ物も食事に取り入れてください。(※1)

温かい食べ物、飲み物

唾液過多を抑えるために、温かい食べ物、飲み物を取るのもよいでしょう。体が温まると血行が良くなり、水分の代謝もよくなります。尿や汗から出る水分が増え、唾液として出る水分が減り、唾液過多が改善されることが期待できます。水分補給をする時には冷たい物より温かい物をおすすめします。

温かい食べ物や飲み物を取ると胃腸が落ち着き、吐き気の軽減や、体の冷え対策にもなります。

(つわりに効く食べ物については以下の記事も参考にしてみてください)

つわりに効く・悪化させる食べ物とは?おすすめの食事20選!

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