出産・陣痛を促すバルーンとは?子宮口を開く痛みは?費用、効果についても紹介!
【医師監修】陣痛を促すバルーンって知っていますか。お産が進まないときの誘発分娩の手段ですが、戸惑う妊婦さんも少なくないでしょう。出産、陣痛を促すバルーンとは?子宮口を開く痛みは?費用、効果、リスクについて先輩ママの体験談やドクターの指摘を交えて紹介します。
バルーンを使うと、自然分娩にプラスして3~20万の追加費用がかかります。バルーンは基本的に入院してから使用するので、通常よりも入院日数が1日増えます。また、個室や少人数の部屋を希望する人は差額ベッド代などの入院費が加算される場合もあります。バルーンの費用は入院をそう過ごすか人によってそれぞれ違いがあるでしょう。
病院によっても費用に差がありますので、事前に確認しておくと安心ですね。
バルーンは健康保険が適用されない
バルーンを使った誘発分娩の場合、自然分娩の範囲内であるため、健康保険は適用されません。しかし、民間の医療保険に入っている場合、誘発分娩の処置の内容によっては一部保証される場合もあります。
医師が病気と判断して治療すれば、医療保険の給付金対象となることがあります。保険に入っている妊婦さんは、バルーンでの誘発分娩にかかった費用がカバーされるかどうかを、保険会社に1度確認しておくと良いですね。
出産、陣痛を促すバルーンのリスク
出産や陣痛を促すために行うバルーンですが、リスクもあります。ここではバルーンを使用することでのリスクを紹介していきます。
赤ちゃんの位置や体勢が変わる
バルーンが膨らむことで、赤ちゃんの頭を押し上げ、体勢や位置が変わることもあります。そのため、お産が困難になる場合もあるでしょう。また、出産時に臍帯(さいたい=へその緒)が先に出てしまい、赤ちゃんが酸欠状態になる恐れもあります。
カズヤ先生
産婦人科医
バルーン挿入のリスクとして臍帯圧迫があります。 子宮口付近に臍帯があった場合、バルーンの挿入で臍帯が圧迫されてしまう危険があります。 ですので、基本的には頭位(子宮口と頭が接するので臍帯が脱出するスペースが無い)で行い、バルーン挿入前には 経膣エコーで子宮口付近に臍帯が無いことを確認してから挿入します。
子宮破裂や頸管裂傷のリスクも
バルーンを使うことで、子宮破裂や頸管裂傷のリスクが高まります。バルーンを入れると体内が傷ついたり、子宮の内圧が急に上がったりすることが原因として考えられるでしょう。
細菌に感染する、長時間痛みが生じるリスク
細菌に感染したり、長時間痛みが生じたりするリスクがあります。細菌感染の可能性はバルーン挿入時にあるでしょう。また、産道が開く準備ができていない早い段階でバルーンを使用した場合、分娩まで長時間痛みを我慢しなければならないこともあります。
出産・陣痛を促すバルーンの効果はあった?~先輩ママの体験談~
果たして、出産や陣痛を促すバルーンの効果はあったのでしょうか?先輩ママの体験談を紹介します。
産後1カ月ママ
28歳
予定日が超過して4日目に陣痛が10分間隔になりましたが、産院についたとたん、陣痛が遠のいて…「お産を進めるためにバルーンを入れましょう」とお医者さんから言われました。バルーンを入れると陣痛が戻ってきたので、その後にバルーンを抜いてもらい、無事に出産できました!
産後2カ月ママ
32歳
バルーンが抜けたら子宮口が開いた証だから、すぐに呼んでねと言われました。バルーンを入れた後も抜ける様子はなく、下腹部がすごく痛かったので内診することに。バルーンは中で引っかかっていました。後からわかりましたが、バルーンを入れた瞬間から本陣痛が始まっていたようです。
男の子のママ
29歳
朝からバルーンの処置を受け、その後にかなり強い陣痛が襲ってきました。しばらく陣痛と戦いながら過ごしていましたが、夕方にトイレに行きたくなったのでトイレを済ませたら、陣痛が急になくなりました。内診台に行くとバルーンが抜けていて、子宮口が4~5cm開いていました。
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