イヤイヤ期がないのは病気・発達障害なの?後々、子供の成長に影響する?

【医師監修】イヤイヤ期がない原因や、病気・発達障害の可能性などを紹介しています。思春期に子供に出る影響や、親の子供への接し方、叱り方のポイントも解説しています。実際にイヤイヤ期がない子供を育てた先輩ママの【体験談】紹介していますので、チェックしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. イヤイヤ期がない原因は?
  2. イヤイヤ期がないのは病気・発達障害の可能性も?
  3. イヤイヤ期がない場合、思春期に子供に出る影響とは?
  4. イヤイヤ期がない子供への接し方は?
  5. イヤイヤ期の子供に叱る時のポイント
  6. イヤイヤ期がない子供を育てた先輩ママの体験談
  7. イヤイヤ期がなくても気にしすぎないで!

自分のやりたいことや言いたいことが言えずにイヤイヤ期がなかったタイプの子供は、内向的になってしまうことがあります。自分の欲求を表に表現できないことで「なんでこんなこともできないんだ!」と自分自身に怒りや悲しみを向けて、自分を否定するようになってしまうのです。

そうなると、ほかの人に会ったり関りを持ったりすることも拒否し、思春期になって引きこもることにつながる場合もあります。

怒りやすくなる

2歳のころに訪れるイヤイヤ期では、自分の欲求を表現することと同時にダメなことを理解し、我慢を学ぶ大切な時期でもあるのです。しかしこのイヤイヤ期がないことが原因で、我慢ができなかったり自分勝手な行動をしてしまう場合があります。そうなると、周りのことを考えずに怒りやすくなるという特徴がでる場合があるのです。

依存体質になりがち

イヤイヤ期がなく成長した子どもは、心身ともに成長する思春期になっても誰かを頼り、1人では何もできない独立心のない子どもへと成長してしまう可能性があります。イヤイヤ期はママやパパが子供に対して手を焼く時期と言えますが、それだけ親と子供の関りを深くもつことで独立心を育むタイミングでもあるのです。

年齢の早い時期から独立心を芽生えさせることで、子どもは自分で考えて行動する力を身につけることができるでしょう。

イヤイヤ期がない子供への接し方は?

イヤイヤ期がない子供にはどのような接し方をすればいいのでしょうか。ここからは、イヤイヤ期がない場合の、親から子供に対する接し方について紹介します。

(2歳で英語を始めることについては以下の記事も参考にしてみてください)

2歳から英語は早い?英語耳の作り方は?おすすめ教材7選!体験談も

手を出さずに子供の行動を見守る

イヤイヤ期がない場合、子供の行動に対して親が早い段階で先回りして手を出しており、子供の自己表現の機会を奪っているケースがあります。何をするにも子供だけに任せるより、親が手を出した方が早いかもしれません。しかし、それでは子供は自分のしたいことができずに依存体質になったり、本当に言いたいことが言えなくたってしまったりするのです。

子供がしたいことを最後まで見守り、子供が手助けを必要とする時だけ手を貸してあげることで、自立心を芽生えさせることができるでしょう。

我慢ばかりしていないか様子を見る

2歳前後に始まるイヤイヤ期がない原因に、我慢をしていて自己主張ができないということが考えられれます。2歳の子供が我慢をしないでやりたいことができているか、自己主張できる環境が整っているかを考えましょう。もしも子供が我慢をしているようなら、接し方や環境を整える必要があります。

自分で選べるように選択肢を与える

自分の言いたいことをうまく表現できないことが原因で、自己主張ができないためにイヤイヤ期がないのかもしれません。この場合は「これとこれはどっちが好き?」とか「こうしてほしかったの?それともこの方がよかったのかな?」と子供が選びやすい質問をすることで、子供は言いたいことを伝えやすくなるでしょう。

違う場合は首を横に振ってもらい、自分の言いたいこと言えるように促すことが大切ですね。

子供の気持ちに共感する

イヤイヤの表現としては泣いたりぐずったりするだけでなく、じっと黙って耐えていたり動かないことで自分の気持ちを表す子供もいます。その場合は、子供の気持ちを理解して共感してあげることで、言葉でも気持ちを表現してくれるようになるでしょう。

「これは好きじゃなかったんだね」とか「これは自分でやりたかったんだね」と親が共感し、自分の意見を言葉にして表現することを促していくと良いですね。

怒り方に注意する

イヤイヤ期がない原因に、親を恐れている場合があることを紹介しました。怒り方によっては、子供は親に恐怖を感じる場合があります。感情的に怒ったりすべてダメだという怒り方は、2歳の子供の自己主張する気持ちを押さえつけてしまうのです。大人の感情を子供にぶつけるような怒り方にならないように注意しましょう。

イヤイヤ期の子供に叱る時のポイント