出産手当金の支給日はいつ？条件や申請の手続き、金額はいくらか計算する方法も

産休を控え、仕事をしている人は慌ただしい生活を送っていることでしょう。出産と育児には多くの費用が必要ですが、条件を満たして出産することで、お金を受け取ることができますよ。出産手当金は産休中の給料の代わりになるため、出産予定の人はぜひチェックをしておきましょう。

出産手当金は、働いてる会社が加入している健康保険から支給されるお金です。会社または個人で申請をすることで、産休期間に仕事をしていなくても、出産手当金が支給されます。（※1）

多くの場合、産休期間中は会社から給料を支払われません。しかし出産手当金を利用することで、産休期間中の負担を少しでも軽くすることができますね。

支給される金額は個人によって異なり、出産予定の人がこれまでに貰っていた給料と、赤ちゃんを出産した日から計算して支給されます。自分でできる計算方法もあるので、後で実際に金額を計算してみましょう。

出産手当金が支給される人は、条件をすべて満たした人となります（※1）。その条件とは、まず1つめに「健康保険に加入している」ことが挙げられます。勤務先の健康保険に加入していれば、アルバイトやパートの人も出産手当金が支給されます。

ただし、自営業で国民健康保険に加入している人は支給されないので注意をしてください。また、健康保険に加入している人の扶養家族になっている場合も対象外になります。

2つ目に「産休期間に給与を受け取っていないこと」が挙げられます。産休期間であるにも関わらず、少額でも給料を受け取っている場合は出産手当金が減額されるので注意をしてください。また、産休期間に受け取った給料が3分の2を超えている場合は出産手当金が支給されません。

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出産手当金の支給日と対象期間も確認しておきましょう。支給日を知っておくだけで、それまでに必要な生活費の計算が楽になりますね。また、対象期間を知っておくことで、いつまでに産休に入ればいいのか把握することもできます。

出産手当金は、申請後すぐに支給されるものではありません。産休後に勤務先などで手続きを行うと、出産後3ヶ月から5ヶ月後に支給されます。申請が完了するまでに時間がかかることもあり、人によっては5ヶ月以上経過してから出産手当金が支給されることもあるので注意が必要です。（※1）

出産を機に退職をした場合は、出産手当金が支給されるまでの生活費が必要になります。出産後の生活に困ることがないように、出産手当金の支給日まで時間がかかることを把握しておきましょう。また、第2子を出産した場合も第1子と同様に、出産手当金の支給日まで産後3ヶ月から5ヶ月後に支給されます。

そして、出産手当金が口座に振り込まれる際は、保険組合より出産手当金支給決定通知書が届きます。万が一自宅に届いていない場合は、勤務先に届いている可能性もあるため、問い合わせてみましょう。また、通知書は振り込み後になるケースもあるため、さまざまなケースを想定しておくことで、慌てずに済みますね。

出産手当金の対象期間は、出産予定日以前42日間から、出産の翌日以降56日までの範囲で、会社から給料の支払いがなかった期間です。また多胎児妊娠の場合は、出産日以前98日間からの範囲になります。出産予定日よりも遅れて出産した場合は、その期間分増額します。（※1）

（双子の出産費用については以下の記事も参考にしてみてください）

産休中のサポートに役立つ出産手当金の金額を、実際に計算してみましょう。出産手当金は、それまでに受け取っていた給料から算出されており、一律で決められているわけではありません。自分がどれぐらいの金額を受給できるか知っておくことで、今後の生活がより明確になることでしょう。