赤ちゃんは床に寝かせるべき?成長を促す?掃除のポイントや床暖房などの注意点も!

【医師監修】赤ちゃんを床に寝かせるとき、心配なことはありませんか?赤ちゃんを床に寝かせるメリット・デメリットをはじめ、赤ちゃんを床に寝かせる前の掃除など環境作りのポイントなどを紹介!赤ちゃんに床暖房が危険な理由も対策とともに解説します。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんを床に寝かせるメリットは?
  2. 赤ちゃんを床に寝かせるデメリットは?
  3. 赤ちゃんを床に寝かせる前の掃除など環境の作り方
  4. 赤ちゃんを床に寝かせる時の布団の選び方は?
  5. 赤ちゃんに床暖房が危険な理由は?
  6. 赤ちゃんを床に寝かせてみよう!

赤ちゃんを床に寝かせるときには、デメリットもありますね。そういったデメリット解消や、赤ちゃんの安全性を確保するためにも、環境づくりについて紹介します。参考にしてみてくださいね。

掃除道具は取り出しやすく

赤ちゃんを床に寝かせる際に心配なのが衛生面ですよね。これに関してはこまめな掃除以上に勝る解決策はないといえます。フローリングにたまるほこりは頻繁に掃除しましょう。

また、何かの拍子に床が汚れたという時のために、掃除用具を取り出しやすい場所に収納しておきましょう。掃除のしやすさをあらかじめ考えておくことが大切ですよ。

周りのものは少なくしておく

赤ちゃんの安全を確保するために、周囲のものは少なくしておきましょう。赤ちゃんは移動できるようになると、少し目を離したすきにすぐに動きます。そういったときに、周囲に物が多いと、ぶつかったり、誤飲の原因にもなるのです。

落下する恐れがあるものも、赤ちゃんにとって危険なので取り除いておきましょう。また、物を少なくしておけばほこりがたまりにくく、掃除もしやすいですよ。

渡邉恵里

小児科医

コンセントや上の子のおもちゃなどに赤ちゃんの手が届かないか、万が一の災害に備えて、赤ちゃんが寝ているところに転落するような家具がないかなど、赤ちゃんが過ごすエリアの環境チェックをこまめに行いましょう。

床のかたさを感じさせない工夫

フローリングは赤ちゃんを寝かせるにはかたいですよね。もちろんフローリングに直接寝かせるのではなく布団を敷きますが、布団だけではフローリングのかたさが体に伝わってきます。

そのような場合のために、クッション性素材のマットなどをフローリングに敷いておきましょう。赤ちゃんを寝かせるときにも便利ですし、赤ちゃんがつかまり立ちをし始めたときにも、床にクッションやマットが敷いてあると安心ですよ。

空気を循環させる

床の近くは冷気がたまって冷えやすいので、空気を循環させましょう。フローリングは冷たくなりやすいですよね。さらに、冷気は下にたまり温気は上昇するため、床に寝ている赤ちゃんと立っている大人では温度の感じ方が異なります。そうなると、床近くが冷えても気づきにくいですよね。

赤ちゃんの冷えを防止するためにも、空気を循環させましょう。扇風機やサーキュレーターで直接空気を循環させるといいですね。

スペースを区切る

赤ちゃんをリビングの床に寝かせるときに、上にきょうだいがいる場合は特に心配ですよね。そこで必要なのが上の子の遊び場所の確保です。おもちゃを近くに置いておくと危ないですし、近くを走り回っているとヒヤヒヤしてしまうでしょう。

そんなときにはあらかじめ赤ちゃんの寝るスペースと、上の子の遊ぶスペースを区切って決めておきましょう。上の子もリビングで思いきり遊ぶことができますし、赤ちゃんがおもちゃを誤飲する心配も減ります。

赤ちゃんを床に寝かせる時の布団の選び方は?

赤ちゃんを床に寝かせるときには、布団選びにもこだわりましょう。赤ちゃんの眠りやすい環境を確保するだけではなく、赤ちゃんを危険から遠ざける布団選びが重要です。

まずは、敷布団はかためのしっかりしたものを選びましょう。柔らかいものは大人にとっては気持ちいいですよね。しかし、赤ちゃんは布団に沈んでしまうと自分で寝返りを打ったり、首の方向を変えることが難しいのです。窒息の原因にもなってしまうため、かための敷布団を選びましょう。マットレスもおすすめですよ。(※1)

また、掛布団は軽いものを選びましょう。大人にとっては普通の重さの掛布団でも、赤ちゃんにとってはとても重さを感じる場合があります。赤ちゃん目線での布団選びを心がけましょう。

赤ちゃんに床暖房が危険な理由は?

床暖房はとても便利なので、リビングで使っている家庭も多いのではないでしょうか。しかし、そんな床暖房も赤ちゃんを床に寝かせる際には危険の種になることがあります。危険の原因をあらかじめ知っておき、対策を立てておきましょう。

床暖房が危険な理由