赤ちゃんは床に寝かせるべき?成長を促す?掃除のポイントや床暖房などの注意点も!

【医師監修】赤ちゃんを床に寝かせるとき、心配なことはありませんか?赤ちゃんを床に寝かせるメリット・デメリットをはじめ、赤ちゃんを床に寝かせる前の掃除など環境作りのポイントなどを紹介!赤ちゃんに床暖房が危険な理由も対策とともに解説します。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんを床に寝かせるメリットは?
  2. 赤ちゃんを床に寝かせるデメリットは?
  3. 赤ちゃんを床に寝かせる前の掃除など環境の作り方
  4. 赤ちゃんを床に寝かせる時の布団の選び方は?
  5. 赤ちゃんに床暖房が危険な理由は?
  6. 赤ちゃんを床に寝かせてみよう!

床暖房は大人にとって心地いい暖かさですが、暖かいところでもずっと触れていると熱くなりますよね。そのため、赤ちゃんにとっては低温やけどや脱水症状の原因になることがあります。

大人は熱くなるとすぐに移動できるのですが、まだ寝返りのできない赤ちゃんは熱さを感じても動くことができません。そのまま時間が経ってしまうと、低温やけどになるおそれがあります。

また、赤ちゃんは大人よりも体温が高く、汗もかきやすいです。気を付けていないと、脱水症状になりかねません(※2)。赤ちゃんにとっては熱すぎることもあるということを覚えておきましょう。

事前の対策

事前の対策としては、床暖房の上からマットを敷きましょう。ジョイントマットなどを敷くとクッション代わりにもなりますし、断熱効果も期待できますよ。床暖房を使うのであれば、少し厚めのマットを選ぶとより安全です。

また、ジョイントマットを選ぶときには、床暖房に対応しているかどうかを確かめてから購入しましょう。

(赤ちゃん用ジョイントマットについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん用ジョイントマットのおすすめ15選!大判・厚手・木目など人気商品を紹介

火傷時の対処

赤ちゃんが火傷をしてしまったときには、すぐに患部を冷やします。流水や氷水でしばらく冷やした後、様子を見てくださいね。

患部に水膨れができていた場合は病院を受診しましょう。その際、水膨れをつぶさないように気を付ける必要があります。薬などの応急処置をしたくなりますが、赤ちゃんの皮膚には刺激が強いものもあるため薬の使用は病院で判断してもらいましょう。

渡邉恵里

小児科医

赤ちゃんの熱傷は広範囲になると脱水の危険性があります。受傷範囲が狭くても深く受傷していて見た目以上に重症である場合もあります。熱傷の場合は冷却した後に、かかりつけや小児救急電話相談などに相談するようにして下さい。

赤ちゃんを床に寝かせてみよう!

赤ちゃんを床に寝かせることによるメリットはたくさんありますよ。成長の後押しもしてくれます。事前に対策や準備を行い、赤ちゃんにとって安全で過ごしやすい睡眠環境を作りましょう。