妊娠中期の腹痛の原因は？注意すべき下腹部痛・胃痛はどんな痛み？

胃痛があると赤ちゃんに影響はないか不安に思いますが、胃痛の場合は赤ちゃんにすぐに直結するような影響はあまりないので安心してください。ただ、そのままだと辛いのできちんと治していくようにしましょう。

妊娠初期にあったつわりで嘔吐を繰り返していると胃酸が食道に上がることで、食道や胃の粘膜が荒れて胃痛や胸焼けを引き起こすことがあります。妊娠中期になるとつわりが落ち着いてくる妊婦さんが多いですが、お腹が大きくなることで胃が圧迫されて胃酸の逆流が起きて逆流性食道炎になってしまうのです。

胃痙攣は胃の筋肉が異常に緊張してチクチクしたり、ギューっと絞られるような痛みが起こったります。妊娠中過度なストレスがかかることで胃痙攣を起こす方も。胃痙攣を起こしても赤ちゃんに問題はありませんが、痛みは大体1〜2時間ほど続くか、長いとそれ以上にわたって胃を締めつけるような激痛が走るのが特徴です。

つわりの落ち着いてくる妊娠中期は自分の好きなごはんを食べたいですよね。胃痛をおこさないための対処法を取り入れて妊娠中期は食生活を楽しみましょう。

妊娠中は胃酸が多く出てくるので、あまり一度に多くの食事をとると胃痛や胸焼けを引き起こしやすくなります。食欲が出てくる中期ですが、少しずつ量を調整しながら食事をとるようにしましょう。

胃に負担のかかる脂っこいものの食事は避けて、妊娠中は体重管理のためにも消化のしやすい野菜たっぷりのスープや和食中心の食事をとるように心掛けましょう。

粘り気のあるオクラや納豆、山芋などには「ムチン」と呼ばれる粘膜を強化してくれる栄養素が多く含まれているので積極的に取り入れましょう。「ムチン」は加熱に弱いので、調理の際は加熱のしすぎに注意してください。

食後すぐの状態は胃酸が活発に分泌されてる状態です。その状態で横になって運動を止めてしまうと、胃が刺激されやすく、胃痛を引き起こす可能性も高まります。最低でも食後30分は横にならないようにしましょう。