妊娠中期の腹痛の原因は?注意すべき下腹部痛・胃痛はどんな痛み?

【医師監修】妊娠中期は安定期に入るので安心される方が多いと思います。そんな時に腹痛や胃痛があると心配になりますよね。受診をした方がよいのか、それとも自宅で安静にしながら様子見でよいのか…妊娠中期に起こりやすい腹痛・胃痛の種類に分けてご説明します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊娠中期の腹痛
  2. 妊娠中期の問題のない生理的腹痛
  3. 妊娠中期の生理的腹痛はなぜ起こるのか
  4. 妊娠中期の注意の必要な腹痛
  5. 妊娠中期の注意の必要な腹痛の見分け方
  6. 腹痛に伴う症状
  7. 妊娠中の腹痛を改善する方法
  8. お腹の上が痛む胃痛
  9. 妊娠中期から胃痛を起こしやすい
  10. 胃痛の対処方法
  11. 腹痛・胃痛で不安な時は病院を受診

身体を冷やさない

冷え対策は妊娠中だけでなく、妊活中、出産後の母乳育児中、産後の体力回復中にも大切なことです。妊娠を機に身体を温める生活習慣を身につけるようにしましょう。

妊娠中期に入ったら腹帯を巻く

大きくなっていくお腹を腹帯や専用ベルトで支えてあげると、靭帯の伸びによる腹痛や子宮が大きくなるときのチクチクとした痛みが緩和されます。そのため妊娠中期以降は毎日巻くことをおすすめします。出産後には妊娠で広がった骨盤を元に戻すのにも使用できるので、1つ持っておくと出産後も長く使えるでしょう。

便秘を改善する

妊婦さんの便秘や下痢といった妊娠中のマイナートラブルにはオリゴ糖が有効です。他にも発酵食品や食物繊維を多く含んだ食品をたくさん摂ったり、妊婦さんでも飲める温かいハーブティーを飲んだりするのもおすすめ。普段の食生活を見直して便秘解消に必要な食品を摂るようにしましょう。

それでも解消されないような頑固な便秘の場合は、かかりつけ医に相談してお薬を処方してもらってください。

中期からストレッチなどの軽い運動を取り入れる

出典:https://www.pinterest.jp/pin/101190322859145277/

安定期に入った妊娠中期からは、軽めのストレッチやマタニティヨガ等のスポーツをすることができます。ストレス解消になるだけでなく出産の時に必要な体力をつけることもできるので積極的に取り入れていきましょう。

(便秘の解消法については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の便秘!その解消方法とは?妊娠中は体操や食べ物で便秘対策
臨月の運動は安産に効果的?おすすめの体操や散歩のやり方を紹介!

お腹の上が痛む胃痛

下腹部痛ではなく、お腹の上あたりがチクチク痛いと感じる場合は胃痛を引き起こしている可能性があります。妊娠中期以降はお腹が徐々に大きくなることで胃や腸が圧迫されるため、胃痛を感じる妊婦さんが多いのです。

妊娠中期から胃痛を起こしやすい