妊娠糖尿病って何!?症状と原因、食事療法や予防法を解説

【医師監修】皆さんは「妊娠糖尿病」のことをご存知ですか?妊娠糖尿病は、母体だけでなく胎児にも影響を及ぼす可能性のある危険な病気です。今回は、そんな妊娠糖尿病の症状と原因、食事療法や予防法についてご説明します。妊娠糖尿病の改善におすすめのレシピもぜひご覧くださいね。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 妊娠糖尿病とは?
  2. 妊娠糖尿病の症状
  3. 妊娠糖尿病の原因は?
  4. 妊娠糖尿病の検査
  5. 妊娠糖尿病はどうやって治療するの?
  6. 妊娠糖尿病の食事療法におすすめのレシピは?
  7. 妊娠糖尿病の予防法は?
  8. 生活習慣を整えて妊娠糖尿病を予防しよう

ブドウ糖負荷検査

ブドウ糖負荷検査は「ブドウ糖液と呼ばれる炭酸飲料を飲む」「1時間後に採血を行う」といった手順を繰り返す検査です。複数回血糖値を測定することで、血糖値の上がり方や下がり方を確認します。この検査には数時間かかるため、検査当日は余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

妊娠糖尿病はどうやって治療するの?

「妊娠糖尿病だと診断されたら、どんな治療をするの?」と気になっている方もいるでしょう。ここでは、妊娠糖尿病の治療方法についてご説明していきます。妊娠糖尿病になってしまった際に慌てることのないよう、治療方法についても理解を深めておいてくださいね。

食事療法

妊娠糖尿病のメインとなる治療法は「食事療法」です。食事のメニューや回数を工夫することで、血糖値を正常の範囲内でコントロールできるよう改善していきます。まずは「食事メニューの糖質や塩分を見直す」「一度の食事量を減らして回数を増やす」ことから始めましょう。食事療法におすすめのレシピについては後ほどご紹介しますので、ぜひご覧くださいね。

インスリン注射

食事療法のみで血糖値が改善されない場合には「インスリン注射」を使った治療を行うことになるでしょう(※2)。体外から注射でインスリンを補充し、自然なかたちで血糖値を下げられるようにしていきます。治療を始める際には産婦人科に加え、糖尿病の専門である内分泌内科の医師の診察も受けるケースがほとんどです。

妊娠糖尿病の食事療法におすすめのレシピは?

妊娠糖尿病であると診断を受けたら、まずは食事療法での治療を行うことになります。ただ「食事にはどんなメニューを取り入れたらいいの?」「食事のレシピを考えるのが苦手」と悩んでいる方も多いでしょう。そこで、ここからは妊娠糖尿病の食事療法におすすめのレシピをご紹介します。ぜひこちらを参考にして、効果的に食事療法を進めてくださいね。

(妊婦さんにおすすめの食事メニューについては以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の食事レシピ&メニュー紹介!妊娠中のオススメ献立11選!
妊娠後期の食事!おすすめのメニューやレシピ!量など注意すべき点は?

妊娠糖尿病におすすめのレシピ【植物性たんぱく質が豊富】

妊娠糖尿病の食事療法には、植物性たんぱく質が豊富な食材を使ったレシピを取り入れてみましょう。植物性たんぱく質は納豆や豆腐などの大豆製品、ブロッコリーなどの野菜に多く含まれています。「お肉も一緒に食べたい」という方は鶏肉を合わせてくださいね。食事のメニューとしては「野菜たっぷりの味噌汁」「豆類の煮物」「蒸し鶏」などがおすすめです。

妊娠糖尿病におすすめのレシピ【減塩】