妊婦は牡蠣に注意!カキフライなど加熱したものは大丈夫?

【医師監修】牡蠣は栄養が豊富でおいしいですよね。しかし、食中毒の原因になることも少なくありません。妊婦さんは牡蠣を食べない方がいいとよく聞きますが、本当でしょうか。妊婦さんが牡蠣を食べてはいけない理由や、牡蠣を安心して食べられる方法を紹介します。

専門家監修 | 内科医 増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、...
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、米国医師資格、カリブ海医師資格も保有しております。 日本だけでなく、アメリカでの経験を踏まえた情報を発信して参ります。 よろしくお願いいたします。

目次

  1. 妊婦だっておいしい牡蠣が食べたいけれど
  2. 妊婦は牡蠣を食べちゃいけないって本当?
  3. 実は妊婦さんにも牡蠣はおすすめな理由
  4. 妊婦さんにおすすめの牡蠣の食べ方は?
  5. 妊婦さんが牡蠣を食べる時の注意点とは?
  6. 牡蠣はしっかり加熱すれば妊婦さんも大丈夫

妊婦だっておいしい牡蠣が食べたいけれど

牡蠣は栄養価も豊富で、フライやお鍋などにして食べるとおいしい食材ですよね。新鮮な牡蠣は生で食べるのが醍醐味だったりもします。しかし、食中毒で牡蠣にあたるという人も例年少なくありません。そのため、妊婦さんは食べない方がいいと言われます。妊婦さんは、本当に牡蠣を食べない方がいいのでしょうか?解説していきます。

妊婦は牡蠣を食べちゃいけないって本当?

では実際に、牡蠣というものは妊婦さんが食べてはいけないものなのでしょうか。その答えは「ノー」です。ただし、生で食べることは避けましょう。生牡蠣はあたる可能性があると言われているので、抵抗力が弱くなっている妊婦さんには悪影響になるケースもあります。

生牡蠣を控えたほうがいい理由は?

では、なぜ生牡蠣はあたる可能性が高いのでしょう。牡蠣のような二枚貝は海水中のプランクトンなどをエサにしています。エサを取り込むと同時に海水に含まれるウイルス類も取り込み、それらのウイルスは牡蠣の体内で濃縮されます。

その結果、生の状態で食べるとあたる可能性が高くなるというわけです。そうしたことから、抵抗力が落ちている妊婦さんは生牡蠣を控えた方がいいと言われています。

妊娠初期に起こるつわりの影響で、何も食べられなくなる妊婦さんも少なくありません(※1)。しかし、その辛い期間を乗り越えると通常に近い食欲に戻る方も多いようです。食欲が増す方もいます。そのため、妊娠前に習慣的に好んで生牡蠣を食べていた人は、無性に食べたくなることがあるかもしれませんね。

万が一の時の妊婦への影響

もしも妊婦さんが生牡蠣であたってしまった場合、主な症状としてひどい下痢や嘔吐に見舞われます。そしてそれらの症状により子宮収縮が引き起こされ、切迫早産や切迫流産の危険性が高まります。脱水症状にも注意が必要になり、お腹にいる赤ちゃんへの影響が大きくなるでしょう。

(妊婦さんには注意が必要な食べ物については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦は生ハムに注意!?加熱すればOK?国産なら大丈夫?
妊婦は生卵を食べちゃダメ?影響と注意点!食中毒などの実体験も

実は妊婦さんにも牡蠣はおすすめな理由

このような危険性がある生牡蠣ですが、実は牡蠣は栄養価が高く妊婦さんに必要な栄養素もたっぷり含まれています。ではどのような栄養素が含まれているのでしょう。

妊婦さんに摂ってほしい葉酸が豊富!

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