妊婦さんの便秘薬！市販品、漢方どれがOK・NG？病院処方のマグミットは？

身体に良いとされる漢方ですが、妊婦さんが服用してはいけないものがあります。漢方でも妊娠禁忌薬と呼ばれる子宮収縮しやすい漢方があるので、必ず注意しましょう。漢方は人によって作用が異なりますので、特に妊娠初期での服用は要注意です。妊娠中期、後期で服用ＯＫなものは、潤腸湯や麻子仁丸、大黄甘草湯など流産防止が目的とされています。

服用ＮＧな漢方には、子宮収縮をさせてしまうダイオウ、センナ、アロエなどがあり、妊娠期間は避けておいた方が良いでしょう。服用するには専門家へ相談の上、服用してください。

便秘薬で便秘解消されても、すぐに便秘になってしまう方は多いですよね。そこで便秘を日頃から回避できるように便秘にならないための環境づくりをご紹介します。

日頃のストレスや妊娠中の不安などから、自律神経が乱れて腸の動きが鈍くなることがあります。自律神経を直すには規則正しい生活を送り、ストレスのない毎日を送ることが改善の一歩といわれています。

しかし、なかなか実行するには難しいので、ここでは入浴と睡眠をきちんと取る事をおすすめします。シャワーだけではなく、しっかりと湯船に浸かり身体を温めて下さい。また睡眠を取ることも必要です。腸の動きと関係のある副交感神経が働きます。副交感神経は夜22時～深夜2時に活発化するため、早めに就寝することが便秘解消に繋がります。

食物繊維と水分を多く摂る事で食事環境を改善し、便秘解消に繋がるといわれています。食物繊維には水溶性と不溶性があり、こちらをバランス良く摂ることが便秘改善の一手です。水分は1日1.5～2L摂取することが推奨されています。

また、ヨーグルトなどの乳酸菌を毎朝に摂り、腸内環境を整えるのも重要だといえます。乳酸菌は、単体では力を発揮できないので、一緒にオリゴ糖などを一緒に摂取するのがおすすめです。

妊娠することによりホルモンバランスが大きく変化し、身体も自由が利かなくなることからストレスを感じてしまう妊婦さんは多いようです。ストレスは便秘の大敵ですので、ストレスを解消できる方法を探すことは必要です。

美味しいものを食べたり、ショッピングを楽しむのはもちろん、マタニティヨガなどの運動でリフレッシュすることもおすすめです。また、一日２０分歩くだけで気持ちを落ち着かせるドーパミンが分泌され、イライラが軽減されたりします。適度に軽い運動をすることで、腸を動かすことになり便秘解消に繋がります。

便秘薬を繰り返して服用するとクセになり、便秘薬を服用しないと便秘解消されない事態にもなりかねません。妊娠期間はただでさえ便秘になりやすい時期ですから、常日頃から便秘になりにくい環境を作ることが最善だといえます。

（便秘については以下の記事も参考にしてみてください）