体外受精の移植後の過ごし方|症状や生活の注意点は?「してはいけないこと」はある?
【医師監修】体外受精の移植後は、結果が分かるまで時間がかかり、期待と不安でいっぱいかと思います。できるだけ妊娠率を上げるためにはどう過ごせばいいのか、症状や生活の注意点なども気になりますよね。体外受精の移植後の過ごし方、症状や生活の注意点について説明します。
カズヤ先生
産婦人科医
性行為によって感染が併発すると着床にリスクを抱えることにもなりかねません。 一つの胚盤胞を移植するまでに、体外受精のスケジュールなどで、体や金銭的にも大変な負担を追っていますので、より慎重にすべき時期と言えます。
長距離の自転車移動
医学的に証明されているわけではないのですが、自転車の振動は子宮収縮を引き起こす可能性があるといわれています。できるだけ長距離の自転車移動は控えるようにしましょう。
飲酒を控えて、煙草は禁煙する

お酒を飲むことや煙草を吸うことで、ホルモンバランスの乱れや血管が細くなる症状が出ることもあります。血管が狭まると子宮にも十分な栄養が送れなくなってしまうので、胎児の成長を妨げる原因となります。妊娠後のことも考えて、禁酒・禁煙を心がけましょう。
体外受精の移植後の過ごし方で大切な事

体外受精の移植後の注意点をご紹介しましたが、それ以上にぜひ取り入れて欲しいことが2つあります。
笑顔で過ごす
ひとつは移植後の生活の中でできるだけ笑顔で過ごすということです。笑顔で過ごすとストレスを軽減することができ、自分自身も楽しい生活を送ることができます。赤ちゃんは、明るく笑顔なお母さんのところへ来たいと思っているでしょう。ぜひ、笑顔で過ごすことを実践してみてください。
ストレスを抱えない

ふたつめは、ストレスを抱えないということです。体外受精の移植後の過ごし方は、普段通りで大丈夫。「ちゃんと妊娠できるか」「今度こそ妊娠したい」「生理がきてしまうのでは」など気になってしまうのは当然ですが、あまり神経質に気にしすぎてストレスを抱えてしまうのは避けましょう。
体外受精の移植後の過ごし方を気にしすぎるよりも、たまには友人とランチに出かけてみたり、自分の好きなことを楽しんでやってみたり、なるべくリラックスをしてストレス発散することが大切です。

また、何か不安なことがあれば担当の医師に相談して、ストレスを抱えない生活を過ごすようにしましょう。
穏やかな気持ちで妊娠判定日を待とう

体外受精の移植後の過ごし方や、症状や生活の注意点について詳しくお伝えしました。体外受精の移植後、妊娠判定日までは約14~21日経過が必要です。その間はなるべく今まで通りの生活を送り、激しい運動や飲酒を控え禁煙するなどの注意をしましょう。
また、体外受精の移植後の過ごし方は、ストレスを発散しながら、笑顔で過ごすことが大切です。腹部や出血しないかどうか、生理が来てしまうのではと、いろいろ気になるところではあります。しかし、ストレスを感じないようにリラックスしてなるべく穏やかに過ごせるように心がけるようにしていきましょう。
カズヤ先生
産婦人科医
基本的には妊娠判定日までは、きちんと処方されたホルモン投与量、時間を守ることです。 他には患者さんがやるべきことはありません。 それまでの採卵ー体外受精ー胚移植のスケジュールで、一生懸命頑張られているはずですので、この時期は心穏やかに過ごせると良いですね。
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