出産後の手続きまとめ!必要書類や提出期限・順序は?保険・手当金も!

妊娠、出産、育児は初めてのことだらけで、本当に大変!しかし、1人の人間が産まれるにあたり、出産後に手続きしなければならない様々な必要書類があります。出産後、忙しく手続きし損ねて損などしないように、その提出期限や順序について説明します。

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Contents
目次
  1. 出産後に必要な手続きとは?
  2. 出産後早めに手続きしたいもの
  3. 出産後、落ち着いてから手続きしても大丈夫なもの
  4. 出産後、赤ちゃんの健康保険の加入後に手続きするもの
  5. お勤めの方が出産後に必要な手続きとは?
  6. 出産前、出産後に治療を受けたお母さんの手続き
  7. 出産後、赤ちゃんが未熟児と診断された場合の手続き
  8. 出産後、医療費が一定額を超えた場合の手続き
  9. 対象者は要チェック!他にも出産後に必要な手続きがあります
  10. 里帰り出産時、出産後の書類提出先はどこ?
  11. 出産後あわてないために、誰が何を手続きするか出産前に決めておきましょう!

病気やケガなどによって、働けなくなった場合、健康保険から給付金がでる傷病手当金という制度があります。妊娠期の場合は、出産前に重症のつわりや、妊娠高血圧症候群、切迫早産などで入院したり、自宅安静の診断を受け、働けなかった期間が対象です。対象者は健康保険に入っており、出産までに病気やケガで4日以上休んだ方や、医師により休業するよう診断された方です。提出先は勤務先の担当窓口なります。

期限は休業開始日から4日目から、2年以内になります。申請は本人が行いましょう。ただし、出産手当金との重複は出来ませんので、ご注意ください。手続きに必要なものは以下に記載します。

●傷病手当金支給申請書(全国健康保険協会のHPからダウンロードできます。医師や事業主の記入欄があるので注意してください)
●出勤簿の写し

出産前や出産後にこんな治療を受けた方(医療保険)

出産前に切迫早産で入院したり、帝王切開などの手術になったり、出血過多で治療をした時など、民間の医療保険に加入している方は、入院給付金や手術に対応した給付金が支給されます。手続き先は保険会社です。期限については保険会社に確認しましょう。手続きは本人か、難しいようなら代理人が行えます。手続きに必要なものなどは、契約している保険内容によって違います。保険会社に問い合わせてみましょう。

出産後、赤ちゃんが未熟児と診断された場合の手続き

妊娠し、臨月まで一緒に過ごして、やっと会えた赤ちゃん。でも、小さかったりして、未熟児として産まれてくる可能性もあります。そんな時には、こんな手続きが必要になります。

未熟児療養医療給付金とは

出産後、産まれてきたお子さんが未熟児と診断され、入院加療が必要な場合に、その入院費や医療費を自治体が負担してくれる制度です。親の所得によって、負担額が変わります。対象となるお子さんの状態は、出産したお子さんの体重が2000g以下の場合や、運動異常や痙攣が見られたり、十分な生活力がないと医師から診断されたお子さんです。手続き先はお住まいの地法自治体の保健所になります。

提出期限は出産の後14日以内です。申請者は両親のどちらかとなります。対象期間は原則、出産の後からお子さんの1歳の誕生日前日までとなっています。産まれてきたお子さんが、出産後すぐに医療が必要な状態になり、大変と思いますが、集中治療室での治療などは、高額な支払いとなりますので、必ず対応しましょう。手続きに必要なものは以下に記載します。

●未熟児療養医療給付金申請書(各地方自治体か、HPからダウンロードできます)
●未熟児療育医療意見書(上記書類と同様、ただし、こちらは医師の記載欄あり)
●世帯調書(未熟児療養医療給付金申請書と同様)
●出産証明書(母子保健手帳などのコピー)
●源泉徴収票
●乳幼児医療証
●お子さんの健康保険証
●印鑑

出産後、医療費が一定額を超えた場合の手続き

何度も書きますが、妊娠や出産は病気ではないですが、通常の状態とも違います。そのため、合併症や治療が必要なになり、その医療費が高額になることも…。

高額医療費とは

妊娠や出産は病気ではないため、医療費の対象外になります。しかし、妊娠による重度のつわりや、妊娠高血圧症候群などで、治療の必要が出た場合に、その医療費が1ヵ月の自己負担限度額を超えた時に、健康保険が返還してくれます。対象者は、医療費が自己負担限度額を超えた方です。手続き先は、健康保険の方は勤務先の窓口です。また、国民健康保険の方はお住まいの地方自治体の役所になります。

期限は診察日翌月の1日から2年間にです。期限を過ぎてしまうと、払い戻しは出来ないため、忘れずに申請しましょう。申請するのは、基本的に高額医療を受けた本人ですが、旦那さんの扶養に入っている場合は、旦那さんが申請者になります。また、高額医療費の自己負担額の上限は、家庭の所得によって変わりますので、ご注意ください。手続きに必要なものは以下に記載します。

●高額医療費支給の申請書(健康保険協会のHPからダウンロードできます)
●病院からもらった医療費の領収書
●健康保険証
●印鑑

対象者は要チェック!他にも出産後に必要な手続きがあります

全ての人が対象ではありませんが、知っておくとお得なこともあります。あなたは対象ではありませんか?確認してみてください。

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