着床出血の確率ってこんなに低いの!?実際にあった人の体験談も!

【医師監修】妊娠を待ち望んでいるとき、出血があると生理なのか着床出血なのか気になりますよね。いつもと違う生理の量や期間だった場合は着床出血の可能性があります。着床出血はどのくらいの確率で起こるものなのでしょうか。着床出血の確率を実際の体験談を交えてご説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 着床出血が起こる理由
  2. 着床出血が起こる時期
  3. 着床出血と生理の判別方法は?
  4. 着床出血が起こる確率は?
  5. 着床出血の経験がある先輩ママ
  6. その出血、着床出血ではない可能性も?!
  7. 着床出血していても妊娠確認できない確率もある?!
  8. 着床出血の確率は低いからといって油断しないで!

着床出血が起こる理由

着床の際の出血は、受精卵が子宮内膜に着床する際に、子宮内膜に傷を入れることによりおこる現象です。受精卵が無事に着床することで妊娠が成立します(※1)。

着床出血が起こる時期

着床出血のある時期は、正常な生理周期である28日周期で考えると、生理が終わってから約21日以降に着床出血が起こることになります。生理予定日の1週間前から生理予定日までの間に着床出血が起こる場合が多いです。

しかし、これは生理周期が規則正しい人の場合です。排卵が遅れている人や生理周期にばらつきのある人ではこの着床出血の時期はずれることになります。

(その他着床出血以外にも妊娠初期の症状については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期のつわりはいつからいつまで?対策や症状の見分け方は?
妊娠初期でも基礎体温が下がる原因は?流産の可能性も!?体験談あり!

着床出血と生理の判別方法は?

着床出血がみられる時期は生理予定日前後ため、たとえ妊娠しているとしても「今回は早めの生理がきた」と思い込んでしまう方もいます。出血の有無以外で生理との違いはどのようなことで判別できるかについてご紹介します。ご自身の出血は着床出血のものか生理によるものなのか判断材料に使ってください。

カズヤ先生

産婦人科医 

着床出血自体にあまり臨床的意義はありませんし、他の原因の不正出血の可能性もあります。 また、妊娠の確認には必ず妊娠検査薬を使用しましょう。

出血の量

着床出血の場合、いつもの生理より量が少なく、おりものに多少血が混ざっている程度だったり、トイレットペーパーで拭けば済む程度の出血量です。もしも少量でもダラダラと出血がつづいている場合や多量の出血があった場合は着床出血によるものではなく、不正出血の可能性があります。

出血の色

着床出血の色は人により違いがあり、少量の血が混じる程度の方であればピンク色だったり、少量の出血がある方であれば茶色っぽい出血や鮮血だったり様々です。

出血する期間

着床出血の場合、出血する期間は短い人だと1日で終了する人もいれば1週間近く少量の出血が見られた人まで個人差があります。ですが着床出血のあった大半の人がいつもの生理よりも短い期間に止まっている方が多いようです。

(生理との違いについては以下の記事も参考にしてみてください)