妊婦は鼻血がでやすい!妊娠中の鼻血の原因と止まらない時の対処法!
【医師監修】妊娠中はお腹の赤ちゃんを育てるモードへ変化しています。妊婦ならさまざまな体調の変化を感じているはず。その中でも多くの妊婦が「鼻血がでやすくなった」「鼻血が止まらない」と不安になります。妊娠中の鼻血について、主な原因や対処方法などご紹介していきます。
妊婦は鼻血がでやすいってホントなの?

妊娠するとちょっとしたことで鼻血は出やすくなっています。いろんな体調の変化が表面化します。今までは鼻血なんてほとんど出なかったという方も鼻血がでやすいことを悩んでいます。妊婦になってから鼻血が毎日のようにでやすくなる事例は珍しくありません。
妊娠中鼻血が出やすい原因

妊娠中鼻血がでやすい原因は、ホルモンバランスの影響や自律神経の乱れ、血液の増加や鼻の粘膜が敏感になっているなどです。季節など環境の変化も影響しています。
妊娠によるホルモンバランスの影響が原因
妊娠すると、ホルモンバランスが変化します。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)この2種類の女性ホルモンの分泌量が増加していきます。これは妊娠超初期から始まっています。(※1)
女性ホルモンの分泌量が増えると、鼻の粘膜への血流量が増加し、粘膜が腫れて柔らかくなります。すると、ちょっとした刺激でも簡単に粘膜に傷がつき、妊婦は毎日鼻血が出やすくなっています。鼻をかんだだけでもに傷ついて鼻血が出ます。この影響で妊娠中は出血しやすくなっているので、妊婦は歯磨きなどでも歯茎から血がでることもあります。
増田 陽子
内科医
女性は男性に比べて血管が細い人が多いので、妊娠中などは特に鼻血が出やすくなる人も多いです。
自立神経の乱れ

妊娠によるホルモンバランスの乱れは自立神経に影響します。また妊娠によって引き起こされる環境や生活スタイルの変化ストレスも自律神経に影響を与えます。自律神経の乱れにより、頭への血液量が減りボーっとなったり、顔がほてったりしてのぼせてしまい妊婦は鼻血がでることがあります。
妊娠による血液の増加が原因
妊娠するとお腹の赤ちゃんの分まで血液が必要になります。妊婦の血液から胎盤を作り、酸素や栄養を補給する必要があります。そのため妊娠すれば血液量が増え続けることになります。また妊婦は血液が増加することによって血小板の数が減ります。血液の濃度が薄まることにより、血小板の数が足りなくなってしまいます。
そのため血液を固める役目である血小板が不足し、鼻の粘膜が傷ついたときにすぐ塞がらず、妊婦は毎日鼻血が止まりにくくなってしまうのです。妊娠超初期から妊娠期間中はこの影響により鼻血が頻繁にでやすくなるのです。
妊婦は粘膜が敏感になっているのも原因

妊娠によるホルモンバランスの変化で鼻の粘膜が刺激されることにより、妊婦は鼻炎の症状がでてくるようになります。水っぽい透明な鼻水が特徴で妊娠性鼻炎と呼ばれています。これにより妊婦は鼻をさわる機会が増えて、毎日鼻血がでやすくなります。
妊婦は乾燥にも敏感
Recommended
おすすめ記事
『や』から始まる男の子&女の子の名前200こ!文字数や画数・ひらがなのみなど多数!
【2024最新】女の子に人気な名前ランキング300選!花/古風/漢字などジャンル別に!
授乳中のカフェイン摂取は本当にダメ?影響と対策を徹底解説!
授乳中のママへ贈る、カフェインレスコーヒー&ティーおすすめガイド
【夢占い】妊娠する夢の意味とは?何かの警告なのか?その対策とは?
【夢占い】妊娠する夢の意味と心理:状況、感情、登場人物から徹底解剖
妊娠中の性行為はNG?気になる疑問を徹底解説!
妊娠中に心と体を満たすプレゼント5選:本当に喜ばれるギフト選び
さまざまなサインがわかる!!妊娠中のおりものの目安について
【妊娠中のお腹の張りの不安について】原因と対策ーリラックスグッズ3選