陣痛が痛くなくなる方法とは?痛くない人の特徴は?体験談も多数!

【医師監修】臨月が近づくと誰もが経験する出産前の陣痛です。陣痛ってどれくらいの痛いの?と、初産のママは不安も募るでしょう。陣痛が痛くなくなる方法とは?痛くない人の特徴は?などについて先輩ママの体験談やドクターの指摘を交えて説明します。参考にしてください。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 陣痛が痛くなくなる方法ってあるの?
  2. 前駆陣痛と本陣痛の痛みの特徴
  3. 痛くない人の特徴とは?
  4. 痛みを和らげるためのリラックス法
  5. 助産院ならではの痛くない方法がある!
  6. 痛くない陣痛を自分で作り出そう!

女性

30代後半

初産だったから不安だったの。でも「赤ちゃんと一緒に頑張ろう」って思って、ソフロロジー呼吸法で陣痛も乗り切ったんだ。

ソフロロジー呼吸法は専用のCDでもトレーニングできます。

カズヤ先生

産婦人科医

ソフロロジー式は、主にヨーロッパで盛んに行われてきた方法です。 呼吸法としては、鼻からゆっくり息を吸い口を少し開けて、ゆっくりと息を吐き出す腹式呼吸をとります。 この呼吸により胎盤を通してベビーに十分な酸素を供給することができ、陣痛を逃しつつ分娩を進めます。 現在、多くの産婦人科で採用されている方法です。

助産院ならではの痛くない方法がある!

出典:https://www.pinterest.jp/pin/740279257480677643/

助産院での出産は全体としては少なくなってきましたが、自然分娩を希望する妊婦さんは年々増えてきています。紹介する宮崎県都城市の助産院では、陣痛の痛みを和らげる、こんな方法を実施しています。

痛くない魔法のイトオテルミー

「痛くない魔法のイトオテルミー」という民間療法は、おすすめです。陣痛が始まって、痛みが辛かったりするときや、腰が痛かったりするときに、この方法を使うと、痛みがとても和らぎます。

イトオテルミーとは?

このイトオテルミーとは何でしょう。まだ多く知られていない方法です。お香を燻(いぶ)し、仰向けの体勢や、うつ伏せの体勢になります。色々な体勢で全身に温もりと刺激を与え、自然治癒力に働きかける温熱療法です。

伊藤金逸医学博士が1929年に開発した療法です。部分的にも使用できるため、陣痛が辛い時には痛い部分に使え、便利です。

痛くない陣痛を自分で作り出そう!

陣痛が痛くない方法をご紹介してきましたが、自分で陣痛を和らげるような体を作る努力をしてみるのもいいでしょう。まずは根菜類や穀物類の食事に変えてみてください。妊娠中期からは、少しずつ運動をして、子宮口が開きやすい体を作ることも重要です。

お母さんと赤ちゃんの力だけで、頑張れる出産って素敵ですね。全国のお母さんができるだけ痛みのない出産ができるよう、YOTSUBAは願っています。

カズヤ先生

産婦人科医

最終的には無痛分娩という方法があります。 これは硬膜外麻酔を用いた方法で、腰から細いチューブを硬膜外に挿入し麻酔薬を投与することで痛みを取る方法です。 硬膜外麻酔は外科手術時に術後の鎮痛目的として使用されます。 この方法は麻酔時の合併症もあるので、硬膜外麻酔の経験に長けた産婦人科医や麻酔医を常勤としている施設でしかできません。