おしるしが茶色や鮮血でも大丈夫?おしるしがない場合も?
【医師監修】出産はもうすぐという知らせと言われるおしるし。一般的に茶色のおしるしがあると出産間近だという心づもりができますが、おしるしとは茶色のゼリー状のものを指すのか、鮮血でもおしるしと判断して良いのか悩むところです。おしるしはどんなものか詳しくご紹介します。
おしるしとは?

出産間近になると普段とは違う色や質感のおりものが下着に付着することがあります。それを一般的に「おしるし」と呼んでいますが、医学用語では「産徴」とも呼ばれていて、子宮頸管の粘膜栓というものです。おしるしは出産が間近にせまっているサインといえます。
臨月に入り出産が近づくと、子宮は出産の準備を始めます。子宮が収縮し赤ちゃんが下がってくると、赤ちゃんを包んでいる卵膜と子宮壁が擦れたり、卵膜が剥がれたりして出血します。それがおりもとなって体の外へと排出されるのです。
(臨月のおしるしについては以下の記事も参考にしてみてください)
おしるしがある場合
おしるしがみられた後、すぐ出産に至るということはほとんどありません。これは、母体が出産準備に入っているという段階であるため、あわてず陣痛がくるまで普段と変わらない生活をすることが大切です。
ただし、おしるしと思っていても色や回数によっておしるしではなく何かの信号だったりする場合もあります。自分のおりものの状態をよくみておくことも大切でしょう。出産まで何が起きるか分からないため、小さなことにも注意が必要です。
(妊娠後期・臨月のおりものの変化については以下の記事も参考にしてみてください)
一般的に言われるおしるしの色
おしるしの色はほぼ透明、ピンク色、茶褐色、生理のような鮮血に似た真っ赤などがあります。人それぞれで色が違うため「この色じゃないからおしるしじゃない」と一概に判断することはできません。
おしるしの色の多くは、ほぼ透明やピンク、茶褐色なので、鮮血や茶色のおりものが出た人の確率は少ないようです。それでもやはり色は人それぞれですので、驚いたり焦ったりせず、自分のおりものがどんな色なのかきちんと把握しておくことが大切でしょう。
おしるしがある人の確率はどれくらい?

おしるしがある人の確率は、おしるしがない人の確率と比べて約半分と言われています。そのため、おしるしがある人の確率は少ないといえるでしょう。おしるしがあってもなくても陣痛は必ずくるので、おしるしの有無を気にしなくても大丈夫です。
経産婦はおしるしがない、という話をきいたことはませんか?しかし「1人目の時はおしるしがあったけど2人目の時はなかった」という人もいますから、医学的根拠はありません。おしるしがある人の確率と同じで、おしるしの有無は人それぞれです。
おしるしが茶色でも大丈夫?
いざおしるしがあったといって、果たして本当におしるしか?お腹の中の危険信号なのでは?と不安になる妊婦さんもいるでしょう。茶色のおしるしは安心できるものなのか詳しく見ていきましょう。
茶色のおりものもおしるしの一つ

出産が近づいた頃にみられる茶色(茶褐色)のおりものは、一般的なおしるしの色といえます。ただし、もしかしたらおしるしではなくただのおりものの可能性もあります。血に似たような色で粘り気があるものであればおしるしと考えてよいでしょう。
一方で、茶色のおりものが何日も続く場合はおしるしやただのおりものではない可能性があります。子宮や膣に異常が起きているかもしれないので、早めに病院を受診しましょう。
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