妊娠超初期はおならが増えるし臭い!妊娠兆候?原因と対処法!

【医師監修】妊娠に伴う体の変化は仕方がないけれど、妊娠超初期に回数の増えてしまう「おなら」、どうにかしたいですよね。子のおならと便秘の関係から、妊娠超初期から始められる対処法をご紹介します。便秘やおならに効くものを上手に取り入れて、ストレスフリーな妊娠生活を送りましょう。

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専門家監修
増田 陽子
内科医 、救急医。平成22年St. Methew School of Medicine大学医学部卒業 、Larkin Hospital、J.N.F Hospitalにて勤務。日本医師資格に加え、・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠超初期とは
  2. 妊娠超初期、おならが増えるのはどうして?
  3. 妊娠超初期、おならが臭いのはどうして?
  4. 妊娠超初期のおならと便秘の対処法①飲み物
  5. 妊娠超初期のおならと便秘の対処法②食べ物
  6. 妊娠超初期のおならと便秘の対処法③生活習慣
  7. 妊娠超初期に便秘薬は飲んでいいの?
  8. それでもやっぱり出るおなら、周囲の理解も大切

「水」だけでは飽きてしまって2リットルも飲めないときは、ほかの飲み物を試してみましょう。麦茶はノンカフェインで体に優しい飲み物です。冷たいと体を冷やしてしまうので、常温か温かくして飲んだほうがいいでしょう。

ルイボスティー、ローズヒップティーは、ノンカフェインであり、子宮収縮作用もなく安心して飲むことができます。それぞれミネラルやビタミンも豊富に含まれているのが嬉しいところですね。

また、タンポポコーヒーを愛飲している先輩ママの話を聞いた人も多いのではないでしょうか。ノンカフェインで鉄分やミネラルを多く含んでいて、むくみ解消にも期待ができそうです。コーヒー党の人で、妊娠兆候が現れたらタンポポコーヒーに移行する人も多いようです。

増田 陽子

内科医

また一度に飲むのではなく、こまめに飲むようにしましょう。

妊娠超初期に避けたほうがいい飲み物は?

逆に、アルコール飲料以外にも妊娠兆候が現れたら避けた方がいい飲み物もあります。緑茶、紅茶、ウーロン茶は、コーヒー同様にカフェインが含まれています。全くだめというわけではないので、好きな人は神経質にならないほうがいいですが、飲みすぎは避けましょう。また利尿作用があるので、飲んだらそれ以上に水分を取るようにしましょう。はと麦茶には子宮収縮作用があるので、妊娠中は避けたほうがいいでしょう。

ハーブティーは体に良いイメージがあり、リラックスができるものも多いのですが、妊娠中、特に妊娠超初期から初期には注意が必要です。飲む前に調べるか、分からなければ飲まないほうが無難です。ここですべてを説明することはできませんが、子宮収縮作用があって、早産や流産の危険性を高めてしまうものや、神経系に影響のあるハーブには特に注意が必要です。具体的な例としては以下のものがあります。

●ジャスミン
●カモミール
●セントジョーンズワート
●ベニバナ
●アロエ
●ハイビスカス
●フェンネル
●レモングラス
●ラベンダー

妊娠超初期のおならと便秘の対処法②食べ物

飲み物と同じように、食べ物に気を付けることでおならの回数を少なくしたり、お腹の張りを和らげたりすることができますので、ご紹介します。(※1)

(妊婦の便秘については以下の記事も参考にしてみてください)

妊婦の便秘!その解消方法とは?妊娠中は体操や食べ物で便秘対策

お腹の張りやおならには食物繊維

便秘対処法として広く知られているのが「食物繊維」です。排便を促す作用があるので、積極的に食事のメニューに取り入れていきましょう。この食物繊維、実は「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類に分かれています。

「水溶性食物繊維」は、水に溶けやすく、胃や腸では吸収されずに硬くなった便を柔らかくして排便を促してくれる食物繊維です。昆布やわかめなどの海藻類に多量に含まれているほか、納豆や大豆などの豆類、イチジクやキウイなどの果物類やアボカドや切り干し大根などの野菜類に多く含まれています。

「不溶性食物繊維」は、水に溶けにくく腸内で水分を取り込んで膨らみ、腸を刺激して腸の動きを活発にしてくれる食物繊維です。いんげん豆や小豆などの豆類、イモ類やキノコ類、そして玄米やライ麦、トウモロコシといった穀類に多く含まれています。

それぞれ役割が違うので、この2種類の食物繊維をバランスよく摂取することでお腹の張りやおならの解消に繋がります。特に妊婦さんに人気なのがプルーン。プルーンにはこの2種類の食物繊維がバランスよく含まれているので上手に取り入れるようにしましょう。

お腹の張りや便秘に効くだけではなく、食物繊維には血糖値を正常に保ったりやコレステロールが溜まるのを防ぐ作用もあります。妊娠超初期や妊娠初期にも大切な働きですので、積極的に摂取するようにしましょう。

増田 陽子

内科医

食物繊維を取ったあとは水分もしっかり取るようにしましょう。繊維だけだと却って便秘になってしまう可能性があります。

臭いおならには乳酸菌が利く

また、乳酸菌も欠かせません。乳酸菌は腸内環境を整えてくれる善玉菌を増やしてくれます。善玉菌がお腹の調子を整えてくれれば、便秘やお腹の張りが解消されます。それによって臭いおならの回数を減らすことができます。善玉菌が活性化され、腸内環境が整えば免疫力も高まるので、妊娠超初期から妊娠初期には、風邪予防のためにもしっかりと摂取するように心がけましょう。

ヨーグルトは食べやすく、手に入りやすい上、スムージーにしたりアイスクリームに使ったり、また料理に取り入れたりとアレンジもできます。無糖タイプを選ぶと糖分摂取を抑えることもできます。

ぬか漬け始めました。妊娠してから便秘が本当に恐怖で・・・お通じよくなるということで発酵食品。朝は味噌汁、納豆、ぬか漬けでキメてます。娘っ子は今日で3ヶ月!だいぶ余裕出てきた~🙌

日本古来から食べられている発酵食品も忘れてはいけません。お味噌やお醤油、お納豆やかす漬などが代表ですが、これらの食物性乳酸菌にも善玉菌を増やしてくれる働きがあり、お腹の張りや便秘を解消してくれるのに役立ちます。1日に1度は食事メニューに取り入れるようにしたい食品です。

また、腸内で善玉菌を増やすのに一役買ってくれるがオリゴ糖です。オリゴ糖にはビフィズス菌が大量に含まれていて、善玉菌が増えるのに必要な栄養源となるのです。通常のお砂糖よりカロリーも低く、調理にも使えるので、料理の中に取り入れるようにすると便利ですね。